研究課題/領域番号 |
11555237
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
無機工業化学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
武田 保雄 三重大学, 工学部, 教授 (60093051)
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研究分担者 |
平野 敦 三重大学, 工学部, 助手 (60324547)
今西 誠之 三重大学, 工学部, 助教授 (20223331)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
13,300千円 (直接経費: 13,300千円)
2001年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2000年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1999年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
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キーワード | リチウム二次電池 / 高容量負極 / 合金系負極 / リチウム遷移金属窒化物 / 複合電極 / リチウム窒化物 / スズ系合金 / 固体ポリマー電解質 / ポリマーリチウム二次電池 / 一酸化スズ / 一酸化ケイ素 / リチウムチッ化物 / 負極材料 / リチウム合金負極 / 固体高分子リチウム電池 |
研究概要 |
今年度もLi_<2.6>Co_<0.4>Nとならんで、高容量負極として昔から注目されていた合金系負極を手がけた。微粉のSn, SnSb、酸化物から出発するSnO, SiO等である。ナノスケール化することで、体積膨張効果が表面効果に隠れ、サイクル性の劣化がかなり押さえられることを見出した。たとえば、SnSbで500mAh/gの容量で40回以上のサイクル、SiOなら1000mAh/g以上の容量で30回以上のサイクルが可能となり、合金系負極も実用負極としての道が開けてきたように感じられる。しかし、この系には越えがたい欠点がある。つまり、一回目のLi挿入時に、粒子表面に出来る酸化膜の還元、あるいは酸化物粒子の金属への還元に使われたLiはサイクルに関与できないことになる。そのため、大きな不可逆容量の存在が実用化への大きな障害としてクローズアップされてきた。 その解決策が、Li_<2.6>Co_<0.4>Nと合金系負極の複合化である。これははじめからLiを大量に含んでいる窒化物と、含んでいない合金系のバランスを取ることが可能であったために成功したものである。双方、含有Li量を考慮して混合した複合電極を作成することで、たとえば、初回から100%の効率で、Li_<2.6>Co_<0.4>NとSnSbでは500mAh/g、Li_<2.6>Co_<0.4>NとSnOでは600mAh/g、Li_<2.6>Co_<0.4>NとSiOでは1000mAh/g以上の容量を保ちながらサイクルすることが見出された。大容量リチウム電池の負極として大変有望であることが明らかとなった。この負極は固体ポリマー電解質と組み合わせても効果的であることが本研究で明らかとなり、将来の発展が期待されると思わる。
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