研究課題/領域番号 |
11555242
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
吉田 潤一 京都大学, 工学研究科, 教授 (30127170)
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研究分担者 |
菅 誠治 京都大学, 工学研究科, 講師 (50291430)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
13,500千円 (直接経費: 13,500千円)
2001年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2000年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1999年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
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キーワード | 電子移動 / カチオンプール法 / カチオンフロー法 / コンビナトリアル合成 / 電子移動駆動型反応 / 炭素カチオン / 炭素求核剤 / 炭素-炭素結合形成 / 炭素―炭素結合形成 |
研究概要 |
本研究の目的は有機合成に実用的に使える実践的な電子移動駆動型反応を開発し,有機合成に応用することである。今まで開発してきたカチオンプール法を更に発展させたカチオンフロー法を開拓した。この方法では,低温電解酸化で発生させたカチオンを蓄えるのではなく、フローラインですぐに求核剤と反応させるというものである。このフロー型電解ではシステムをマイクロにすることにより効率的な冷却ができ、また滞留時間も短くできることから、より不安定なカチオンに対しても適応できると期待される。また、発生させたカチオンをフロー系の中に設置した赤外分光分析装置で直接モニターできる方法も開発した。さらに、この「カチオンフロー法」を用いたシリアルなコンビナトリアル合成法も開発した。この方法は、フロー系を利用して、カチオンに対して次々と異なる求核剤を反応させて、対応する組み合わせの生成物を得るものである。さらに、カチオン前駆体を変えることによって別の組み合わせの生成物を得ることができる。「カチオンフロー法」はコンビナトリアル化学の実践的な新手法をもたらすものといえる。
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