研究課題/領域番号 |
11555259
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
船舶工学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
岩下 英嗣 広島大学, 工学研究科, 助教授 (60223393)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
8,600千円 (直接経費: 8,600千円)
2001年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2000年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1999年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | 推進性能 / 耐航性能 / ランキンパネル / 水槽側壁影響 / 非定常波形 / ランキンパネル法 / ハイプリッド法 / 非線形定常流場 / 非定常流場 / 波浪中推進性能 |
研究概要 |
静水中の船舶の推進性能推定に用いられる三次元推定法の多くは、近年では波浪中への応用も試みられて来はじめたランキンパネル法であり、計算コストなどの観点から見ても十分に実用的と言える。本研究では、この手法を波浪中の推進性能推定へ拡張することを目指した研究を行った。 最初の二年間を通じて、(1)ランキンパネル法を用いて、静水中での推進性能の推定を完全非線形理論に基づき推定するためのソフトウエアーを開発し、特に船首フレアの影響を計算に反映させることができるようにした。続いて、(2)そこで得られた定常波場の影響を取り入れて波浪中の非定常問題を求解する手法をランキンパネル法をベースにして開発した。更に、(3)肥大船型や細長船型についてどの程度の推定精度向上が望めるのかを水槽実験を行うことにより検証した。また(4)低周波数域においてもその推定が可能となるように計算法の拡張を行うと同時に実験において非定常波動場を計測し、計算結果との比較を行った。最終年度には、(4)で取得した計測波形のうち、特に低周波数域において得られた波形に関して懸念される水槽側壁と非定常波との干渉影響を数値シミュレーションにより明らかにし、計測データの妥当性を検証した。検証された計測データをデータベース化し第三者の使用に供することができるように整備した。また、開発したソフトウエアのインターフェイス部を作成し、任意の船体形状に対しての適用を容易にすることができた。
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