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食品流通における環境保全型物流システムの導入と展開に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11556040
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分展開研究
研究分野 農業経済学
研究機関酪農学園大学

研究代表者

尾碕 亨  酪農学園大学, 酪農学部, 助教授 (70275486)

研究分担者 清野 誠喜  株式会社ノルド(但し, 平成11年度のみ), 主任研究員
研究期間 (年度) 1999 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
2002年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2001年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2000年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード物流コスト / リターナブルコンテナ / ばら販売 / 循環物流 / リターナブル容器 / モジュール / 通いコンテナ / バラ流通 / バラ販売 / 規格の簡素化 / 包装の簡素化 / 食品流通 / 環境保全型物流 / クローズ / オープン / ヨーロッパ / 青果物 / 小売 / バラ定価 / バラ計量 / 包装簡素化 / 規格簡素化
研究概要

1.青果物の流通には非常に多くのマージンが含まれ、特に、産地では、選別・包装・荷造に関わる物流コストが産地流通コストを押し上げ、小売では、労務費や営業費が小売流通コストを押し上げ、小売価格を高める要因となっている。
2.近年、青果物流通において、レンタル+デポジット制にもとづいた「リターナブルコンテナ(容器),の導入が急増しつつあり、その利用・流通範囲も全国広域的規模で進められている。また、レンタル+デポジット制による「リターナブルコンテナ(容器)」は、今日の広域流通化した青果物流通への導入も十分可能であることが明らかになった。
3.わが国の消費者も、青果物の販売形態として、ばら(定価・計量)販売を望んでいる消費者が多数存在することが明らかとなった。このような消費者意識に対応するためにも、ばら販売による販売を拡大していく必要がある。そのためには、産地から小売(販売)までの物流そのものの見直しが必要である。
4.近年、国内大手小売業の物流において、従来のダンボー容器中心から急速に再利用可能なリターナブルコンテナへの転換が進みつつあり、さらには、近年、陳列什器の改良によるリターナブルコンテナでの陳列販売が模索されつつあることが明らかとなった、また、販売形態も従来の個装形態からばら(はだか)販売も積極的に導入していこうとする動きがあることも明らかとなった。
5.環境保全型物流の視点から、こうした取組の先進国であるEU諸国の物流実態の調査を実施した。EU諸国では、リターナブル容器を利用した物流や陳列販売が一般的であり、販売方法も、計量機を使用した消費者自身による計量販売が中心となっている。こうした背景には、物流パレットや容器のモジュール化、あるいは制度の整備があることが明らかとなった。わが国への環境保全型物流システムの導入や展開のためにも、そうした視点での取組が早急に求められている。

報告書

(5件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (24件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (24件)

  • [文献書誌] 尾崎 亨: "輸入野菜急増による小売流通へのインパクト"日本流通学会年報. No.12. 133-146 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 尾崎 亨: "輸入野菜急増下における野菜小売流通の変化と卸売市場規制緩和"酪農学園大学紀要. 24(1). 77-89 (1999)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 尾崎 亨: "野菜流通への環境保全型物流の導入と展開に関する研究"日本流通学会年報. No.14. 86-101 (2001)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 尾崎 亨: "青果物の環境保全型物流に関する研究"酪農学園大学紀要. 25(2). 275-304 (2001)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 尾崎 亨: "青果物流通への「通い容器」の導入と普及に関する研究"酪農学園大学紀要. 26(1). 19-26 (2001)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 尾崎 亨: "消費者との連携による野菜流通(物流)コスト削減"日本流通学会年報. No.15. 177-205 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 尾崎 亨: "輸入野菜急増下における野菜流通環境の変化と産地の対応"(財)農政調査委員会. 110 (2000)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 滝澤 昭義: "流通再編と食料・農産物市場"筑波書房. 252 (2000)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 滝澤 昭義: "食料・農産物の流通と市場"筑波書房. 235 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Toru Ozaki: "Reduction of the Vegetables Distribution Cost by Cooperation with Consumer"The Annual Report of Japan Society for Distributive Science. Vol. 15. 51-79 (2002)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Toru Ozaki: "Sustainability of Low-Input Logistics of Vegetables and Fruits"Journal of Rakuno Gakuen University. Vol. 25, No. 2. 275-304 (2001)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Toru Ozaki: "Introduction and Deployment of Sustainability of Low-Input Logistics into Vegetables Distribution"The Annual Report of Japan Society for Distributive Science. Vol. 14. 86-101 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Toru Ozaki: "Introduction and Popularity of Returnable Containers into Vegetables and Fruits Distribution"Journal of Rakuno Gakuen University. Vol. 26, No. 1. 19-26 (2001)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Toru Ozaki: "Sudden Increase in Imported Vegetables Studied for Influence in Retail Marketing"The Annual Report of Japan Society for Distributive Science. Vol. 12. 132-146 (1999)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Toru Ozaki: "Sudden Increase in Imported Vegetables Elicits Changes in Retail Vegetables Distribution and Relaxes the Restrictions on Wholesale Markets"Journal of Rakuno Gakuen University. Vol. 24, No. 1. 77-89 (1999)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Akiyoshi Takizawa: "Distribution and Marketing of Food Agricultural-Products"Tukuba Pub.. 1-235 (2003)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Akiyoshi Takizawa: "Reorganization of Physical Distribution and Food Agricultural-Products Market"Tukuba Pub.. 1-252 (2000)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Toru Ozaki: "Environmental Change of Vegetables Distribution and Place of Production under Sharp Increase of Imported Vegetables"Agricultural Policy and Research Committee Pub.. 1-110 (2000)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 尾碕 亨: "消費者との連携による野菜流通(物流)コストの削減"「流通」日本流通学会年報. No.15. 177-205 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 尾碕 亨: "野菜流通への環境保全型物流の導入と展開に関する研究"日本流通学会年報「流通」. No14. 86-101 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 尾碕 亨: "青果物の環境保全型物流に関する研究"酪農学園大学紀要. 第25号第2号. 275-304 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 尾碕 亨: "今こそ見直し迫られる農産物流通コストの削減"北方農業. 第51巻10号. 4-9 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 尾碕亨: "野菜流通への環境保全型物流の導入と展開に関する研究"日本流通学会年報「流通」. No14. (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 尾碕亨: "青果物の環境保全型物流に関する研究"酪農学園大学紀要. vol 25. 275-304 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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