研究課題/領域番号 |
11556059
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
応用獣医学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
土井 邦雄 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (70155612)
|
研究分担者 |
中山 裕之 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40155891)
佐々木 伸雄 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (60107414)
小野 憲一郎 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50111480)
木村 透 日本農産工業株式会社, 中央研究所, 主任研究員
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2001
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
13,300千円 (直接経費: 13,300千円)
2001年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2000年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
1999年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
|
キーワード | Laboratory hairless dog / Dermatosuragery / Burn wound / Wound dressing / Q-swiched ruby laser / Depigmentation / Rejuvenation / 実験用ヘアレス犬 / 背部皮膚 / 創傷被覆材 / 絹フィブロイン / spotty pigmentation / Q-switched ruby laser / 創傷被覆材の評価系 / キチン製材 / キトサン製材 / hairless dog / split thickness wound / wound dressing |
研究概要 |
申請者らが開発した実験用ヘアレス犬(Laboratory hairless dog, LHD)は常染色体性単一優性遺伝子に支配されるヘアレス形質を有し、皮膚性状がヒトのそれと非常に似ているところから、皮膚科学領域における実験動物として注目を集めている。本研究では、特に皮膚外科学領域におけるLHDの有用性を多面的に解析した。その結果、まず、LHDは熱傷モデルおよび皮膚創傷モデルとして、熱傷あるいは創傷被覆剤の薬効と安全性評価系として極めて有用であることを明らかにした。ついで、老人性色素斑に対するQスイッチルビーレーザー(QRL)照射の有効性と安全性評価系としてのLHDの有用性を明らかにするとともに、ハイドロキノンによる老人性色素斑の脱色素効果との比較を試みた。さらに、大腿部皮膚の背部皮膚への自家移植をLHDで試みた。また、皮膚外科学とは若干趣を異にするが、皮膚の老化防止あるいは若返りの目的ですでに利用されているa11-trans-retinoic acidおよび最近同様の目的で開発されたkinetinの薬効と安全性評価系としてのLHDの有用性についても明らかにした。このように、LHDは皮膚外科学領域の研究を展開する上で非常に貴重な実験動物である。上記の研究成果の一部は未だ国際学術誌に印刷中あるは投稿中であるが、近々掲載される予定である。
|