研究課題/領域番号 |
11557088
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
海野 倫明 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (70282043)
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研究分担者 |
阿部 高明 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (80292209)
鈴木 正徳 東北大学, 医学部附属病院, 助手 (70206530)
遠藤 公人 東北大学, 医学部附属病院, 助手 (70292315)
片寄 友 東北大学, 医学部附属病院, 助手 (20302151)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
13,400千円 (直接経費: 13,400千円)
2000年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1999年度: 10,300千円 (直接経費: 10,300千円)
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キーワード | LST-1 / LST-2 / 肝細胞 / アデノウイルス / 胆汁酸 / 人工肝臓 / トランスポーター / HepG2 / 敗血症 / 閉塞性黄疸 / 甲状腺ホルモン / ステロイドホルモン / プロスタグランジン |
研究概要 |
肝臓の機能は、解毒抱合・胆汁分泌・蛋白合成など極めて多機能であるが、その解毒抱合・胆汁泌に絞てみると、一種の分子篩として機能している腎臓とは異なり,肝細胞膜上のトランスポーターが特異的ある種の分子を肝細胞内に取り込み,細胆管側ヘトランスポーターによって排泄される高度複合機能をした細胞である。その機能の詳細は長年不明であったが,近年の分子生物学の進歩により、細胞膜上に在する各種トランスポーターの構造と機能が明らかとなってきた。 研究代表者らは、平成11年度に、ヒト肝臓特異的有機アニオントランスポーター,LST-1のクローニング成功した。さらにこのLST-1のラットのカウンターパートであるrat lst-1(rlst-1)も単離した(Kaky M.et al.Gastroenterology)。平成12年度にはLST-1と相同性を有する肝特異的有機アニオントランスーター,LST-2の単離に成功し報告した(Abe, T et al.Gastroenterology)。 このLST-1を肝臓由来細胞株HepG2に導入したHepG2/LST1細胞株を作成した。細胞よりmRNAを抽出しノーンブロットを施行し、LST-1の発現を確認した。この細胞は培養液中に添加した[3H]taurocholateを対照に比して約5倍取り込んだ。発現蛋白をより増加させるために我々はアデノウイルスベクターをもちいてLST-1およびLST-2を過剰発現させる系の開発を行った。AdLST-1とAdLST-2を作成し、これを培養細胞系感染させることにより、50倍から100倍のtaurocholateの取り込みが観察された。このアデノウイルスを種癌細胞に感染させることにより、抗癌剤MTXの輸送能が高まり抗癌剤MTXの感受性亢進が確認された。この系を用いて、現在更なる検討を進めている。
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