研究課題/領域番号 |
11557098
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
胸部外科学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小塚 裕 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (10126055)
|
研究分担者 |
池田 博之 宇部興産株式会社, 高分子研究所, 主席研究員
小野 稔 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (40270871)
窪田 博 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (00262006)
桑原 邦生 宇部興産株式会社, 高分子研究所, 主席研究員
江連 雅彦 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (20282642)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2001
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
13,300千円 (直接経費: 13,300千円)
2001年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2000年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1999年度: 5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
|
キーワード | 大動脈瘤 / ステントグラフト / ステントグラフト内挿術 / 血管内手術 / 超薄型人工血管 / 高吸水性ポリマー / 自己膨潤型人工血管 / エンドリーク / ステント |
研究概要 |
1)各種高吸水性ポリマーの吸水性と膨潤度の検討:線維状SAPをシート状にしたもの3種類の膨潤度を検討した.最も膨潤度が大きかったSAP-Cでは水では19.6±0.7倍,生理食塩水では8.8±0・2倍に膨潤した.SAP-Cをヘパリン加ヒト血液に浸潤させるとシートの壁厚は5.1±0.9倍に膨潤した. 2)自己膨潤型人工血管の作成と吸水による壁厚の変化(膨潤度)の検討:壁厚75μmの超薄型人工血管と超吸水性ポリマー(SAP-C)を用いて3層構造の人工血管を作成した.自己膨潤型人工血管の生理食塩水吸収による壁厚の変化を検討した.SAPグラフトの壁厚は吸水前の0.68±0.04mmから吸水後は2.76±0.32mmに有意に増加した. 3)endoleakテスト 2種類の超吸水性ポリマー(SAP-AとSAP-C)を用いた自己膨潤型人工血管と直径20mmのZ-ステントを用いてステントグラフトを作成した.動脈瘤モデルを作成し,ステント・グラフトを内挿してリークテストを行った.SAP-CのステントグラフトではSAP-Aのものよりもどの測定時点においても有意に(P<0.001)リーク量が少なかった. 4)遠隔成績 実験犬が全例早期死亡したため,遠隔期成績は検討できなかった.
|