研究課題/領域番号 |
11557198
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
環境系薬学
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研究機関 | 名古屋市立大学 (2000-2002) 大阪大学 (1999) |
研究代表者 |
今川 正良 名古屋市立大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (20136823)
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研究分担者 |
西川 淳一 大阪大学, 大学院・薬学研究科, 助教授 (90218131)
塚本 喜久雄 名古屋市立大学, 大学院・薬学研究科, 講師 (20183478)
田口 良 名古屋市立大学, 大学院・薬学研究科, 助教授 (20080210)
西原 力 大阪大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (50028859)
斎藤 幸一 株式会社住友化学工業, 主任研究員
松尾 昌季 株式会社 住友化学工業, 研究主幹
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研究期間 (年度) |
1999 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
12,800千円 (直接経費: 12,800千円)
2002年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2001年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2000年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 環境評価法 / コファクター / エストロゲン受容体 / 酵母 / 内分秘かく乱物質 / 内分泌かく乱物質 |
研究概要 |
近年大きな問題となっている内分泌かく乱物質に関して、その環境評価法や作用機構については不明な点が多い。そこで本研究では、内分泌かく乱物質の検出方法を確立し、その環境評価法を開発すること、さらにホルモンレセプターの作用機作の解明やホルモンレセプターの新たなターゲット遺伝子の検索についても検討し、以下の結果を得た。 1)酵母細胞内でのエストロゲンレセプターとコアクチベーターの相互作用について検討し、簡便な酵母two-hybrid法を確立した。 2)確立した酵母two-hybrid法を用いて、天然物、医薬品、化学製品など500種類以上の化学物質についてエストロゲン様作用の有無を検討した。その結果、64種類が陽性を示したが、それらはフェノール骨格を有し、さらにパラ位に疎水基を有していた。この結果は、今後のリスクアセスメントに有用と考えられた。 3)脂肪細胞の分化を制御する転写因子としてPPARγ(peroxisome proliferator-activated receptorγ)が知られている。その認識配列を決定したところ、RXRα(retinoid X receptor α)が少ない条件下では、PPARγ/PPARγホモダイマーが形成され、エストロゲン受容体が認識するDNA塩基配列と同じパリンドローム構造を認識することが明らかになった。従って、これらの受容体を介したクロストークの可能性が示唆された。 4)PPARγの強制発現細胞を樹立し、この細胞を用いてサブトラクション法や2次元電気泳動法により、その標的遺伝子を多数単離した。
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