研究課題/領域番号 |
11558001
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
須田 和裕 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (70192135)
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研究分担者 |
飯星 穣治 DKH株式会社, 開発部, 研究員(研究職)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
13,500千円 (直接経費: 13,500千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 9,300千円 (直接経費: 9,300千円)
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キーワード | 自発運動装置 / 電気刺激のない / 運動量 / 走行距離 / 広いゲージ / 記録解析部分 / 画像処理 / 生理学的指標 / ラット / 位置検出 / 人間 / コンピュータ / 位置検出装置 / リアルタイム / ビデオレコーダ / 監視カメラ / 録画 / 走路 / 自律神経作動薬 / 脂肪分解反応 |
研究概要 |
生活習慣病と呼ばれる健康問題が現代社会に起こっている。運動不足がこの一因となっている。運動が健康に与える影響を詳細に検討するためには動物に運動を行わせ、どのような影響が生体に起こっているかを研究する必要がある。動物としてはラットの様な小型の物が用いられ、運動はトレッドミルを使用して強制的に行わせる方法が一般的である。このときラットをベルトに置いてベルトを動かすだけではラットは走らない場合が多い。そこでラットが走らないとき電気刺激が与えられる装置を設置し、強制的に走るようにさせる。走ることは良いのであるが、電気刺激がストレスとなってしまう。そこでラットに電気刺激を与えずに運動を行わせる装置の開発することにした。これまでも回転かごをつけた自発運動装置はあったのであるが、これは回転数を測定する物であって走行距離とは異なる。そこで広いケージでラットを飼育し自由に運動させこれを録画し、その距離を画像処理することによって測定する装置を開発することにした。 装置は大きく分けて、居住部分、撮影部分、解析部分からできている。居住部分でラットを飼育し24時間連続で行動をビデオテープに記録し、録画したものを解析装置にかけ運動量を計測するという方法をとった。実際にラットをこの装置を用いて飼育したところ、1日の運動量は約90mであった。トレッドミルによるトレーニングを毎分10mで60分行うと600mになるので、運動量はかなり少なくなる結果であった。 録画解析部分は人間を対象として利用することも可能である。この装置は人間を対象として利用することも可能であり運動距離に利用した応用研究も行い運動量から心拍数等生理的指標を推定できることが分かった。 この研究に関する印刷物に詳細を記してある。
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