配分額 *注記 |
11,800千円 (直接経費: 11,800千円)
2001年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
1999年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
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研究概要 |
現在、初等教育におけるマルチメディア化教材そしてパソコン教育は特に,理科においては必須のものになっている。しかし現場の教師が,また教師予備軍である教育学部の学生もこの情報化杜会に対応できる能力を十分に身に付けているとは言いがたい。そこで、大学の教員養成課程の理数科教育のカリキュラム、教育内容を情報化社会(情報教育も含む)の視点で改善・改良を行うこと,さらにその成果をネットワーク上に開放し、地域教育情報網の構築・発信することを本研究は目的とした。 部分的とはいえ,当初の自標である理科・数学教育の見直し(再検討)、観察・実験の支援を具体化、データベースを作成、教材の開発は終わっている。次いで、得られた成果をマルチメディア化し、それらをネットワーク上に載せることも試行できた。しかし、残念なことに学部内LANが未整備(法規未整備を含む)のため、その教材の開放は完全にはできていないので,(株)東洋館出版社のwww.e-sensei.ne.jpの場を借りてホームページを開設し,現職の埼玉県内理科教師に向けてアンケート調査をおこなった。アンケート調査で得られた重要な結果の一部は 1.理科指導上の問題 2,理科教員として孝えること であった。現職教員の悩みや要望として,リソースとしての情報については 1,実験に関するもの の多いこと,そして情報交換の場としては掲示板は 2,意見・情報交換ができとても良い や 3,自分達の実践を発表できる交流の場が欲しいというものであった。最終的にHPの提供ができたこと,アンケートを取れたことにより,地域教育情報網の構築・発信が可能となった。埼玉県内の地域教育情報網とリンクを張り、情報の発信は現段階では未完成であるが,これは我々にとり今後の課題である。"インターネットを利用した現職教員教育"に容易に発展させることも可能となったのが,本研究の最終成果である。
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