研究課題/領域番号 |
11558018
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
小池 英樹 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 助教授 (70234664)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
14,200千円 (直接経費: 14,200千円)
2001年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2000年度: 6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
1999年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
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キーワード | コンピュータビジョン / 拡張現実感 / ICAI / 画像処理 / education / hand recognition / gaze recognition / two-handed drawing |
研究概要 |
本年度は以下の研究を行った。 (1)アプリケーションの開発 開発した机システムを用いて以下のようなアプリケーションを開発し評価を行った。 ・理科アプリケーション 利用者が理科の教科書を開くと、教科書にあらかじめ添付されたバーコードを認識し、対応するビデオあるいはCGシミュレーションを机上に表示する。利用者は自分自身の手で、投影された電子情報(ビデオやCG)を直接操作する事ができた。なお本研究では従来の研究ではできなかった、実時間(20frame/sec)での認識を手認識を実現した。 ・図形描画システム 両手を利用して図形を構画するシステムを開発した。図形の位置指定、移動・回転操作、コピー・ペーストなどがすべて手だけで実現できた。左手周辺には本研究で新たに開発した円形メニューが表示される。また、ジェスチャ認識による図形指定(形と大きさ)、把持操作、メニューの表示・非表示などを実現した。そして既存の図形描画ツールとの被験者実験を行った結果、簡単な図の描画では既存のシステムに比べ、ほぼ同等かそれ以上の成績を収める事が分かった。 (2)両手ジェスチャ認識の高機能化 これまでに開発した実時間手認識手法を用いて、さらに高機能なジェスチャ認識を実現した。具体的には隠れマルコフモデル(HMM)を用いて、10種類のジェスチャ認識を行えるようになった。ジェスチャの種類にもよるが平均では95%以上の認識率を達成した。このジェスチャ認識手法は上記の図形描画システムに利用された。 以上のように、3年間の研究により、当初の目的通りの机システムとそのアプリケーションの開発を行う事ができた。今後は、このシステムの実用化(低価格化、およびコンパクト化)を考えていきたい。また、遠隔に離れた2つの机システムを通信で結び、遠隔教育の実験を行えればと考えている。
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