研究分担者 |
横矢 直和 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (10252834)
小川 剛史 大阪大学, サイバーメディアセンター, 助手 (60324860)
清川 清 総務省通信総合研究所, 研究員
山澤 一誠 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (40283931)
野間 春生 (株)エイ・ティ・アール, 知能映像通信研究所, 主任研究員
岩佐 英彦 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (50263447)
|
配分額 *注記 |
13,900千円 (直接経費: 13,900千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2000年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 9,200千円 (直接経費: 9,200千円)
|
研究概要 |
本研究の目的は,通信路で結合された複数の仮想環境において,その仮想環境内で,種々の情報を共有し,仮想環境内の利用者が協調して構造物のモデリング(デザイン)を実施する場合を題材として, (1)実使用に耐え得る実用的な協調作業環境の構築のための要素技術の開発, (2)協調作業環境でのモデリング(デザイン)のための実アプリケーションの構築, (3)従来の計算機操作などの2次元GUIの仮想操作環境への適用による統合的なインタフェース環境の構築, の3課題を選定し,表示装置を含めて本研究の目的に特化した環境を構築して研究を推進し,共有仮想環境を日常的に利用するための実用技術の確立を図ることである. 目的(1)を達成するために傾斜型の立体表示装置を新たに開発し、長時間の没入型3次元操作が実現可能な仮想環境ワークベンチを開発した。さらに、目的(2),(3)を達成するために,試作した仮想環境ワークベンチを用いた,3次元モデリング(デザイン)の可能なアプリケーションを開発し,その操作性を評価し、改良を実施した.これらのアプリケーションを複数の人間が利用して協調作業を実施する場合の諸問題について検討し、ワークベンチの配置等の検討を行った.また,実用アプリケーションに2次元操作と3次元操作を組み合わせることで,表示平面を有効利用したモデリングが可能であることを実際に確認した.これらの要素を用いて協調作業環境を構築する際に必要な,ネットワーク構成の得失についても明らかにした.
|