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音楽のナショナリズム:中欧各国におけるその現象形態

研究課題

研究課題/領域番号 11610049
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 美学(含芸術諸学)
研究機関大阪教育大学

研究代表者

伊東 信宏  大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (20221773)

研究期間 (年度) 1999 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードナショナリズム / ハンガリー / モラヴィア / ロマ(ジプシー)の音楽 / クレズマー / 楽師 / 民族主義 / ロマ(ジプシー) / モルドヴァ / シャガール / クンデラ / コダーイ / エネスク / バルトーク
研究概要

本研究は、19世紀終わりから20世紀前半の音楽におけるナショナリズムの問題を、幾つかの具体的事例に則して、比較検討することを目指していた。これによって今日、ますます重い問題を投げかけつつある「ナショナリズム」的視座が、音楽史にとってどのような意義を持っていたかを明らかにできると考えた。今回まとめた報告書は、およそ次のような構成となっている。
まず「序」では、研究成果について概観を試みた。本課題と関連して書かれた論文、記事、解説、口頭発表などについて、それらが本課題の中でどのような意義を持つかについて述べている。
「本論」は三つの章に分かれる。第一章は「音楽の民族主義:その視覚」と題され、本研究課題の基本的視座を明らかにしたものである。第二章「民族の音楽/音楽の民族」は、昨年度に書かれた論文に基づくものだが、ハンガリー、チェコ、ルーマニアの各国の音楽、音楽研究を主題とするものである。そして第三章「クレズマーをめぐる試論」は、本課題の研究過程で浮かび上がってきた最も興味深い問題である東欧ユダヤの大衆音楽、クレズマーについてシャガールの絵との関連で論じたものである。
この報告書は、本課題が本来含み込むはずの広範な研究のうち、その骨格だけを素描し得たにすぎない。今後、さらに幾つかの論点を補足し、できるだけ早期に単行本として公刊したいと考えている。

報告書

(4件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (12件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (12件)

  • [文献書誌] 伊東 信宏: "モンドヴァのファンファーラ"東京新聞学芸欄(平成12年3月24日夕刊). 6 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 伊東 信宏: "シャガールのヌーシュ叔父さんはどんなヴァイオリンを弾いたか"Ex Musica. 第4号. 88-96 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 伊東 信宏: "ロマ(ジプシー)の音楽"音楽の友. 59-11. 92-93 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 大津留厚(編): "民族(シリーズ「近代ヨーロッパの探求」10)"ミネルヴァ書房(予定). 350 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] ITO Nobuhiro: "What kind of pieces were played by Uncle Nuche of Chagall : a tentative cultural studies on Klezmer"ExMusica. No.4. 88-96 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] ITO Nobuhiro: "Fanfara in Moldva"Tokyo Newspaper, 24th March, 2000. 6. (evening edition) (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] ITO Nobuhiro: "The music of Rom (Gypsy)"OngakunoTomo. Vol.59-11. 92-93 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] OTSURU Atsushi (ed.): "Minerva Publishing (in print)"The Nation (in the Series Investigations into the modern Europe, Vol.10). (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 伊東信宏: "ロマ(ジプシー)とその音楽"音楽の友. 第59巻11号. 92-93 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 大津留厚 他5名共著: "『民族』(シリーズ「近代ヨーロッパの探求」10)"ミネルヴァ書房(予定). 350 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 伊東信宏: "シャガールのヌーシュ叔父さんはどんなヴァイオリン弾いたか-クレズマーをめぐる文化研究的試論-"ExMusica. 第4号(未定). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 伊東信宏: "論文名「民族の音楽/音楽の民族」(大津留厚編『民族』)"ミネルヴァ書房(未定). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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