研究課題/領域番号 |
11610067
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験系心理学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
竹村 和久 筑波大学, 社会工学系, 助教授 (10212028)
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研究分担者 |
中村 豊 筑波大学, 社会工学系, 教授 (80180412)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 判断 / 意思決定 / 実験 / 数理モデル / 心理計量モデル / 表現定理 / 状況依存性 / 心理計量 / 心理実験 / 評価 |
研究概要 |
人間の判断と意思決定が、文脈や言語表現や手がかりなどによって変異してしまう現象は判断と意思決定の状況依存性としてとらえることができる。本研究では、判断と意思決定の状況依存性を、種々の心理実験を通じて解明し、さらに、この状況依存性を理論的観点から説明し、予測可能な心理計量モデルの作成、その数理モデルの作成、そして、この数理モデルの表現定理の導出を行なうことを主目的とした。まず、第1に、判断と意思決定の状況依存性が生じるのは、どのような状況なのか調査によって明らかにした。第2に、状況依存的な判断と意思決定において、どのような定性的性質と定量的性質があるのかを、心理実験によって明らかにした。第3に、状況に依存する判断と意思決定において、どのような心理的プロセスが生じるのかを実験によって明らかにした。第4に、これらの実験の知見をもとに、判断と意思決定の状況依存性を説明する心理計量モデルと数理モデルを作成し、状況依存性の記述的理論を提出した。第5に、部分的ではあるが、意思決定の数理モデルの表現定理の解明を行った。これらの研究成果は、国内外の学会および研究集会において発表され、また、その一部は、学術書、学術雑誌において公刊されている。
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