研究課題/領域番号 |
11610082
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験系心理学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
田中 豪一 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (10167497)
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研究分担者 |
長野 祐一郎 札幌医科大学, 医学部, 助手 (00325870)
澤田 幸展 札幌医科大学, 医学部, 教授 (40045539)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | ストレス反応性 / 心血管反応型 / 血圧 / 心拍出量 / 総末梢抵抗 / 姿勢 / 持続ストレス / 末梢血管トーヌス / 反応性充血 / 指尖容積脈波 / 皮膚血管抵抗 |
研究概要 |
心血管系のストレス反応性には、心臓側の活動性が亢進する1型と血管側が収縮に傾く2型の2つの反応型が存在する。本研究では、新たな心血管反応型指数(CVI)を導入し、血圧反応性指数(BPI)との2次元での評価法が心理生理学的にいかに応用できるか吟味した。11年度には、心臓型から血管型への昇圧機序の移行が生じる持続的なストレス課題を負荷し、BPIとCVIの時間的変動特性を調べた。12年度には、1型と2型の典型課題を用い姿勢条件を加味して、反応型の安定性と妥当性を吟味した。【実験1】男子大学生44名を被験者として暗算課題の予期(4分間)、遂行(10分間)、回復(4分間)の測定を実施した。CVIとBPIを基準にして血圧反応性の高い心臓反応性者群と血管反応性者群、血圧反応性の低い心臓性者群と血管反応性者群、の4群に分離した。その結果、ストレス負荷直後にTPRは減少しその後増加に転じる昇圧機序の推移過程が心臓反応性者に見られた。血管反応性者ではストレス負荷の全期間に持続的な総末梢抵抗(TPR)の増加が見られることが分かった。また、高い血圧反応性者は、低い者に比べて、心臓の交感神経活動(前駆出期)もより増加した。そして、一般的にTPRの増加が血圧反応性の増加と結びつくことが判明した。【実験2】男子大学生38名を対象に暗算作業(MA)と鏡映描写(MD)の2課題を、仰臥位と立位で負荷した。その結果、両課題とも、ほとんどの心血管指標の反応性において姿勢条件間の相関を認めず、CVIの安定性も否定的な結果であった。しかし、反応指標間の相関から見てCVIは血圧反応性とは独立した特性であり、心臓側と血管側の反応性を総合的に反映することが実証された。【結論】統計的な尺度に基づく従来の反応型評価方法に比較して、CVIは確定的尺度であり、他の研究のデータと相互に比較可能である。心臓と血管反応の総合的な特性値として型の混合や弱い反応も評価可能である。
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