研究課題/領域番号 |
11610101
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育・社会系心理学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
菊池 武剋 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90004085)
|
研究分担者 |
加藤 道代 東北大学, 大学院・教育学研究科, 講師 (60312526)
沼山 博 仙台白百合女子大学, 講師 (00285678)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2001
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
|
キーワード | 育児 / 家族 / サポートシステム / 生態学的システム / 生態学 / システム / サポート / サポート資源 / 親子関係 |
研究概要 |
育児をめぐる生態学的システムとサポート資源の分析のテーマのもとに、以下の研究を行った。 (1)宮城県T町における育児支援資源の分析 育児支援資源として、発達相談、育児サークル、リクリエーション・ボランティア活動、遊び場、保育所について、その認知と活用状況を調査した。その結果、各資源とも比較的よく知られてはいるが、活用については違いが見られ、必要時における「接近のしやすさ」が課題であった。 (2)育児期における母親の育児意識と育児行動 育児期初期の母親の育児意識と行動を横断的、縦断的に調査した。結果は、「育児肯定感」は全体的に高いものの、子の年齢に伴って有意に減少する一方、「否定的育児行動」は有意に上昇する。子どもの年齢に伴って母親のアンビバレントな葛藤が強くなることが明かとなった。 (3)職業を持つ母親の育児ストレス 乳幼児を持つ母親の育児ストレスとソーシャルサポート、work-family conflictとの関係を分析し、職業従事が育児に影響する、ソーシャルサポートがストレス低減に有効なことを明らかにした。 (4)育児期における親役割とジェンダー 育児期の親の親役割観と性役割観の関連について分析した。父親の役割と母親の役割が性役割と関連していることが明らかとなったが、「二人で共同」という捉え方も見られた。
|