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健康・安全への脅威に対する対処行動意思の改善に果たす恐怖アピールの説得機能

研究課題

研究課題/領域番号 11610122
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関広島大学

研究代表者

深田 博己  広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (10112161)

研究期間 (年度) 1999 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード健康 / 説得 / 恐怖アピール / 脅威アピール / 対処 / 逆説得 / ターゲット / 予告 / 行動意思 / 後続逆説得 / エイズ予防教育 / 防護動機理論 / 抵抗効果 / 態度変容 / 先行逆説得 / 論駁効果
研究概要

本研究の目的は、健康や安全への脅威に対する対処行動意志の改善に及ぼす恐怖アピール(脅威アピール)の説得機能を解明することであった。研究1では、先行逆説得に対する恐怖アピールの論駁効果を検討した。先行逆説得が存在しない場合には、強恐怖アピールと弱恐怖アピールは等価で有意な説得効果を生じさせたが、先行逆説得が存在する場合には、強恐怖アピールのみが有意な説得効果を生じさせることを実証した。研究2では、後続逆説得に対する恐怖アピールの抵抗効果を検討した。強恐怖アピールのほうが弱恐怖アピールよりも逆説得に対する抵抗効果が大きく、また、その抵抗効果の大きさは、逆説得を構成する論拠のタイプによって異なることが示された。研究3では、恐怖アピール効果の規定因を防護動機理論の枠組みから検討した。恐怖アピールは、防護動機理論の提唱する7つの認知変数と、エイズ予防行動意思およびHIV感染者・エイズ患者に対する態度との関係性を強化させることが判明した。研究4では、これまでに提出された恐怖アピール・モデルの説明力を比較検討した。認知的統制モデルの説明力が、緊張低減モデル、三次元モデル、防護動機モデルよりも優れていることがわかった。研究5では、受け手自身あるいは家族を脅威ターゲットとする場合の恐怖アピールの効果を検討した。受け手自身よりも家族への脅威を強調するほうが恐怖アピールの効果は大きいことが明らかとなった。研究6では、予告が恐怖アピールによる説得前後の行動意思変容に及ぼす影響を検討した。予告は、強恐怖アピールによる説得前の行動意思変容を促進し、説得後の行動意思変容を抑制するが、弱恐怖アピールによる説得前後の行動意思変容には影響を及ぼさないことを発見した。

報告書

(4件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 木村堅一: "恐怖-脅威アピール・モデルの説明力の比較"名桜大学総合研究所紀要. 3. 13-22 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kimura, Kenichi: "A comparison of four models on fear-threat appeal"Bulletin of the Research Institute, Meio University. Vol.3. 13-22 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 木村堅一,深田博己: "恐怖-脅威アピール・モデルの説明力の比較"名桜大学総合研究所紀要. 3. (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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