研究課題/領域番号 |
11610214
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
森 元孝 早稲田大学, 文学部, 教授 (50182209)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 東京都知事 / 公共性 / 地方自治 / 青島都政 / 石原都政 / 都知事 |
研究概要 |
999年春の東京都知事選挙における投票行動についての郵送調査(1999年10月)および一年経過後の都政および都知事についての意見・感想を主題にした面接調査(2000年11月)の集計および分析を実施。前者の調査は東京都内8地区(足立区・大田区・国立市・江東区・杉並区・多摩市・練馬区・文京区)の20歳以上の有権者を対象に2段標本抽出によりサンプルを選定(6400人)し実施。3種類の調査票から成っており、1)都知事選挙および都政についてのアンケート、2)区長・市長選挙における投票行動、3)前都知事と現都知事についての自由回答記述、それぞれ別個に集計分析をし、最終的には相互に連関するデータベース化を行った(SPSSおよびExcelの利用)。後者は、前者の対象者の中から、とくに自由回答に注目する意見を書き込んだ人をさらなる対象者として選び、面接により自由に意見・感想の表明をしていただき記録。これもすべてテープ起こしの後、Excelのデータとして整理。 前者の調査においては、過去2回(1995年および1991年)の知事選挙における投票行動についても設問に入れており、1999年の都知事選挙も含めた過去3回の投票行動の変化および、種々の視点からの一貫性と非一貫性について分析を行った。ベルリンの壁崩壊以降の政治図式の変化(「保守・自由主義対革新・社会主義」図式の喪失)、ならびにバブル崩壊後の平成不況下による「開発主義と反開発主義」の図式の浮上、さらにこれら二つの図式の喪失の兆候と、新たにシンボリックな代表創出構造と呼びうる、新しいが未定の投票行動パタンを解釈するためのデータ分析を実施することができた。
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