研究課題/領域番号 |
11610215
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 長野大学 |
研究代表者 |
安井 幸次 長野大学, 産業社会学部, 教授 (10133472)
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研究分担者 |
石田 一紀 長野大学, 産業社会学部, 教授 (90298399)
矢嶋 嶺 長野大学, 産業社会学部, 教授 (10288350)
村田 隆一 長野大学, 産業社会学部, 教授 (50257507)
合津 文雄 長野大学, 産業社会学部, 助教授 (20329460)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 中山間地域 / 高齢者ケア / グリーン・ツーリズム / 介護保険 / 在宅福祉 / 高齢者介護 |
研究概要 |
長野県内の中山間地域を対象とした3年間の調査研究を、次の4つの柱でまとめた。 1.「中山間地域の現状と地域活性化の取り組み-グリーン・ツーリズムによる農村と都市の交流の可能性-」では、グリーン・ツーリズムという形態で展開されている農村と都市の住民間の交流を、農業・農村政策の中で位置づけながら、長野県内の5つの事例を検討し、その活動において高齢者がそれぞれの地域で蓄積してきた「技能と知識と文化」を提供していることの意義を明らかにするとともに、「地産地消」による循環型の地域経済の形成による地域活性化の方向性を示した。 2.「中山間地域における高齢者の地域ケアシステム」では、保健・医療・福祉の連携による「総合的地域ケアシステム」の形成の課題を、下伊那郡泰阜村を事例として検討し、「徹底した在宅支援・地域福祉の追求」を特徴とする地域ケアシステムの実態を分析した。同時に、介護保険制度の導入に伴い、そのシステムが変容を遂げていくプロセスと今後の課題を明らかにした。 3.「高齢者の地域ケアシステムと地域福祉活動の課題」では、住民主体の地域ケアシステムとそれによる住民個々の最適生活の保障を創り上げていくために、「地域の福祉力と日常生活圏に立脚した援助システム」を形成していく上での4つの実践的課題を提起した。 4.「診療所を核とした地域医療システムと高齢者ケアの課題」では、小県郡武石村と泰阜村を事例として、国保診療所を核とした保健・医療・福祉の連携による「総合的地域ケアシステム」の実態とその課題を明らかにした。
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