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「クラス替え」の慣行に見る学級編成の論理の実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11610291
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育学
研究機関愛知大学

研究代表者

長田 勇  愛知大学, 文学部, 助教授 (60221157)

研究分担者 石井 仁  盛岡大学, 文学部, 教授 (10193252)
桜井 均  大阪府立大学, 総合科学部, 助教授 (50119327)
遠藤 忠  宇都宮大学, 教育学部, 教授 (10104118)
研究期間 (年度) 1999 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードクラス替え / 学級編成 / 学級経営 / 担任替え
研究概要

「クラス替え」とは、同一学年に複数の学級がある場合に児童の構成を定期的に替えることをいう。これは、行政的制度ではなく、各学校の慣行としての実践である。しかも、我が国に特有の慣行であり、予備調査(栃木県において)に基づくと、戦後に急速に広く浸透したことがらと仮説的に推測された。
そこで、この「クラス替え」はいつどういう論理ではじまり、いつごろ広まったのか、ということについて調査を通して確証することとした。
初年度(平成11年度)は、調査対象の確定(青森、東京、大阪、広島の四地域の退職校長会構成員、および鹿児島郡部一地域の校長会構成員)、アンケート調査票の作成、調査実施、の諸作業をおこなった。
翌年度(12年度)は、調査結果の分析をおこない、「クラス替え」も慣行は、(1)戦後において広まりはじめ、高度経済成長期以後に急速に全国に浸透した、(2)「幅広い人間関係の形成」という論理が表にあるが、児童の学力、担任教員の指導力等の観点からのクラスの均質化という論理が働いている、という傾向が見て取れた。
最終年度(13年度)は、事例研究として、「かつてクラス替えはなかった(六年間固定式学級編成)」という報告のあった小学校をピックアップし、そのうちの6校を実際に訪問して古い記録等を点検する形で調査した。その結果、上記(1)の傾向がおおむね実証できた。
今後も本件級を継続し、より多くの事例による実証と、最近まで「固定式学級編成」を続けていた長野県の小学校調査をおこない、「クラス替え慣行の当否」の観点での検討に発展させる予定である。

報告書

(4件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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