研究課題/領域番号 |
11610309
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所 |
研究代表者 |
幸 順子 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 能力開発部, 研究員 (20250251)
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研究分担者 |
綿巻 徹 県立長崎シーボルト大学, 看護栄養学部, 教授 (70142172)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 子育て家庭支援 / 地域コミュニティ / ファミリー・サポート・センター事業 / ネットワーク / ノーマライゼーション / 共感 / 信頼関係の橋渡し / 信頼と支え / ノーマライゼイション / 子育て支援 / 地域 / 親支援 / ファミリー・サポート / コミュニティ / 相互支援 / 総合的視点 / 臨床心理学 / 社会の変化 / 家族の変化 |
研究概要 |
今日、子育て支援にとって重要なのは、地域コミュニティで家庭を支援するという発想である。そこには、ボランティアなどの非専門家による地域に根ざした相互支援をいかに充実させるか、また家族支援者にいかなる資質を求めるかという課題がある。 新しい子育て支援策の一つであるファミリー・サポート・センター事業は、地域社会全体で親を支援しようとするものである。この事業は、女性の就労が増加し、子育ての不安が広がるという今日の社会的状況と呼応してニーズが高まり、ここ数年で急速に展開している。本研究では、ファミリー・サポート・センター活動が地域で果たす役割に注目し、地域コミュニティの中で子育て親がどのようにして支えられるかを検討した。 愛知県下のファミリー・サポート・センターを視察・インタビュー調査し、各々の支援が地域の条件を活かしてどのように行われているか、また、支援者のどういった資質が支援活動を支えているかを検討した。その結果、(1)地域の条件や(2)センターの運営のあり方や考え方により、活動のあり方は様々であること、また、活動の担い手である会員へ(1)共感的まなざしを向け、(2)会員どうしの信頼関係の橋渡しをし、(3)会員のもてる力を引き出し支えることが、支援活動を支える支援者の重要な役割であることが見出された。つまり、「共感」、「関係の橋渡し」、「信頼と支え」という内的機能が支援の中で大きな役割を果たしているし、地域コミュニティがそうした内的機能を備えることが支援につながる。
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