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近世東アジア海域における越境行為と民間交流

研究課題

研究課題/領域番号 11610343
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 日本史
研究機関名古屋大学 (2000-2001)
鳥取大学 (1999)

研究代表者

池内 敏  名古屋大学, 大学院・文学研究科, 教授 (90240861)

研究期間 (年度) 1999 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード近世 / 東アジア / 漂流民 / 竹島(鬱陵島) / 交流 / 日朝関係 / 鬱陵島 / 竹島 / 漂流 / 欝陵島 / 越境
研究概要

本研究では、近世日朝間で発生した漂流事件の背後に、意図的な渡航(密航・密貿易)の可能性を読みとることが可能か否かについて具体的な事例に基づいた検討を行った。
そこで、これまで漂流事件の姿を借りた密航の可能性が指摘されてきた三つの海域-五島列島(研究成果報告書第一章)・北海道(同第三章)・鬱陵島海域(同第四章)-について、事例検討を行った。五島列島については、先行研究の依拠してきた史料が近世における五島列島への漂着事件を網羅していないという限界と問題点があり、対馬藩政史料等によりながら悉皆調査を行えば、漂流事件と密航・密貿易との関連性を認めることは困難なことを指摘した。北海道に漂着した朝鮮人とアイヌとのあいだで密貿易が行われたとの主張については、根拠となる漂流記からはそのように読めないこと、近年の発掘調査の結果を踏まえれば更にそうした主張の根拠が崩れることを述べた。鬱陵島海域については、密航であることは認められるが、当該海域における活動は天然資源の略奪にほかならず、日本人・朝鮮人のあいだにおける密貿易とは到底いいがたいことを明らかにした。
また、近世におけるベトナム・日本間の漂流事例を、今日知りうる範囲ですべてとりあげ、漂流を介してなされる「交流」の質・水準について言及し(同前第二章)、漂流事件からただちになんらかの国際交流のようなものを楽天的に展望することのできないことを指摘した。また漂流以外の事例をも含めた近世日朝交流史研究の現状分析を行い(同前補論)、より具体性に即した分析の必要性について述べた。さらに近世鬱陵島海域における日本人の活動と関わる史料の仮目録を作成し付録とした。

報告書

(4件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (12件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (12件)

  • [文献書誌] 池内 敏: "近世における日本と朝鮮の自他認識ノート"新しい歴史学のために. 237. 10-20 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 池内 敏: "朝鮮漂流民と五島"MUSEUM KYUSHU. 67. 41-47 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 池内 敏: "竹島一件の再検討"名古屋大学文学部研究論集(史学). 47. 1-24 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 池内 敏: "17-19世紀鬱陵島海域における生業と交流"歴史学研究. 756. 23-32 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] IKEUCHI Satoshi: "On mutual understanding between Japanese and Korean in Early Modern Age"ATARASHII REKISHIGAKU NO TAMENI (For New History). 237. 10-20 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] KEUCHI Satoshi: "Shi-wrecked Korean at Goto-Islands in the 17-19th centuries"MUSEUM KYUSHU. 67. 41-47 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] KEUCHI Satoshi: "A second investigation on TAKESHIMA ISSUE in Genroku-era"THE JOURNAL OF THE FACULTY OF LETTERS, HISTORY. 47. 1-24 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] KEUCHI Satoshi: "Ways of Life and Interaction in the Waters of ullung-do Island in the 17-19th centuries"REKISHIGAKU KENKYU (JOURNAL of HISTORICAL STUDIES). 756. 23-32 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 池内敏: "17-19世紀鬱陵島海域における生業と交流"歴史学研究. 756. 23-32 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 池内敏: "朝鮮漂流民と五島"MUSEUM KYUSHU. 67. 41-47 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 池内敏: "竹島一件の再検討"名古屋大学文学部研究論集(史学). 47. 1-24 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 池内敏: "近世における日本と朝鮮の自他認識・ノート"新しい歴史学のために. 237. 10-20 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2025-11-20  

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