研究課題/領域番号 |
11610359
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 山陽学園大学 |
研究代表者 |
太田 健一 山陽学園大学, 国際文化学部, 教授 (30223829)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2002年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
2001年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 芸娼妓 / 海外醜業婦 / 遊廓 / ジョンソン委員会 / 廃娼運動 / シンガポール / 遊郭 / 国際連盟 / 婦選運動 / 海外出稼人 / 中島遊郭 / 福原遊郭 / 出稼人 / 松方デフレ / 婦人参政権獲得運動 / 外国出稼人 / 移民 |
研究概要 |
近代日本公娼制度解明のため、先ず第1に、西日本地域(中国-岡山、兵庫、四国-香川、徳島、九州-長崎、熊本、鹿児島の各県)を対象に、近世近代における芸娼妓・海外出稼人(からゆきさん、又は海外醜業婦と俗称)の発生過程及び存在形態に関する史料の収集と分析をおこなった。特に、地租改正実施をうけての明治10年代のインフレ・デフレの進行の中で、急激なる農民の土地喪失が進行し、多数の農民の小作人化・賃労働者化が創立されていったが、この過程で女性の芸娼妓化・海外出稼化がどのように発生していったかは不詳のところであり、この実証的成果を上げるべく努力した。第2に、明治初年の政府による人身売買禁止の措置後、府県レベルで遊郭公許地がいかに確定され、公娼制度がいかに成立・発展していくかは不明の点であり、また、軍事や交通の発展とも大きく関連しているので、実証的成果を上げるべく努力した。第3に廃娼運動については、キリスト教の布教と運動と関連しており、この点を史料的に明らかにすべく努力した。また、大正期に入ると、デモクラシーの高揚の中で、芸娼妓自身による自主的運動も展開するので、新開史料や労働年鑑によって端念に追跡した。第4に、昭和期にアジア地域の児童・婦女子保護のために活躍した国際連盟ションソン委員会の活動と、日本政府の対応、特に内務省-地域警察の動向に焦点を当てて収集、分析をおこなった。以上の1〜4を総括し、昭和31年(1956)の交娼制度の終焉に至る全過程を実証的に解明した。
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