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近世中期刊本の序・跋・識語情報の集積に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11610445
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 国文学
研究機関広島大学

研究代表者

久保田 啓一  広島大学, 大学院・文学研究科, 教授 (80186452)

研究期間 (年度) 1999 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード近世中期 / 刊本 / 序 / 跋 / 識語 / 助
研究概要

平成11年度から3年間にわたって、内閣文庫に蔵される近世中期(主として18世紀に該当する)の刊本の序・跋・識語を抜き出して集積する作業に従事した。調査対象の中心は、儒学を修めた学者・文人が序跋を与えることが多かった「総記」「文学」(特に漢詩文)「医学」「理学」「産業」に属する書物である。研究の目的からいえば、国書の「準漢籍」、漢籍目録に配列される和刻本漢籍は悉皆調査を是非とも必要としたのであるが、あまりの点数の多さ故に、今回は集積を断念せざるを得なかった。
近世中期の学者・文人は、儒学を中心に様々な学芸に関わっているが、これまでの学芸の世界の学派・流派を基準とした説明に加えて、公務上の立場の関わり、屋敷の近さなどの地縁、縁戚関係をも含めた血縁などによっても濃密な文化圏が生まれることが具体的に知られる。例えば、奥坊主成島信遍と奥儒者中村蘭林の文化圏の交わりの希薄さなどは、同時代の同じ職場に働く彼らが、公務上は全く異なる立場を有していたらしいことを示唆する。これはほんの一例であるが、今回の調査をもって初めて明らかになる事柄は多いと思われる。
今後は、未調査の内閣文庫蔵本を残らず調査し、これを核として近世中期の刊本の情報を出来る限り多く組み入れて行く必要がある。既調差分のデータは電子化しているので、いずれ電子媒体で公開するつもりである。

報告書

(4件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 久保田啓一: "成島家歴代の立場-乾照夫氏「幕末期の成島柳北」に寄せて-"鯉城往来. 3. 84-98 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kubota, Keiichi: "The ground of study of Narushima Family"Rijoorai. 3. 84-98 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 久保田啓一: "成島家歴代の立場-乾照夫氏「幕末期の成島柳北」に寄せて-"鯉城往来. 3号. 84-98 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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