研究課題/領域番号 |
11610447
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国文学
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研究機関 | 都留文科大学 |
研究代表者 |
鳥居 明雄 都留文科大学, 文学部, 教授 (50137056)
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研究分担者 |
西 成彦 立命館大学, 文学部, 教授 (40172621)
古橋 信孝 武蔵大学, 人文学部, 教授 (40092613)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 芸能 / 説経節 / 日本宗教 / 日本思想 / 民族学 / 神話 / 語り物 / 伝承 / 民俗学 / 説教節 |
研究概要 |
我が国の古典芸能であり、また重要な語り物である説経節の表現世界を多角的に追及してきた。研究最終年度として、総合的な成果を確認すべく、研究会・研究発表を精力的に重ねてきた。個々の作品に関する総合的な分析を集約するとともに、学際的見地から、宗教・民俗・思想・比較文学・神話等からの考究も推し進めた。さらに、説経節周辺、及びその波及する芸能領域にも関心を強め、包括的な把握につとめた。五説経をはじめとする十数作品について、未見の新資料の発掘作業も重ねながら、吟味分析を重ねた。その結果、これまでにない新見と適切な分析方法・作品理解に及び、多様な方法性の吟味選別も視野に入ったのであった。新資料の発掘という成果もさることながら、芸能作品・文芸作品の研究方法について、その有効性、妥当性も多様な角度から検討できたのが最大の収穫であった。ともすると国文学の狭い研究領域で扱われてきて在来研究から抜け出て、今回、学際的見地から検討を試みたことが、特筆すべき点であった。後日の成果として公刊の準備も目前となりつつあり、その実現の予告をもって報告としたい。
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