研究課題/領域番号 |
11610474
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国語・中国文学
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研究機関 | 高岡短期大学 |
研究代表者 |
山田 眞一 高岡短期大学, 地域ビジネス学科, 助教授 (20210453)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 基本語彙 / 理解語彙 / 使用語彙 / 小学生作文語彙表 / 中国語 / 語彙 |
研究概要 |
北京の小学生の作文語彙を調査し、中国語話者の理解語彙と使用語彙について分析した。研究成果の概要は以下のとおりである。 1.複文を作る副詞「就」の使用は3年生を境に、使用頻度が増える。1、2年次の作文では単文表現が中心である。 2.方言使用は文法関係を表す機能語である介詞においてもみられる。このことは、共通語の語彙と北京方言の語彙の区別が意識されないまま使用されていることを示している。 3.成語形式(四字格)の複合語や形容詞の強調形式は、1、2年次ですでに使用されている。このことは、中国語の「型」の習得がはやくから行われることを示している。 4.同義・類義語において単音節語が二音節語よりもよりひろい意味領域を表わす場合、単音節語の使用は二音節語の使用よりはやく見られる。 5.語構成の誤用例から、中国語話者の単語意識は形態素意識の上に成り立っていることがうかがえる。 6.本表として小学生作文語彙表を作成した。
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