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1960年代以降の現代アメリカ演劇についての比較文化的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11610484
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 英語・英米文学
研究機関東京大学

研究代表者

内野 儀  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (40168711)

研究期間 (年度) 1999 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードアメリカ演劇 / パフォーマンス / 現代アメリカ文化 / トニー・クシュナー / レザ・アブドー / グローバル化 / 演劇研究 / パフォーマンス研究 / 演劇 / アメリカ合衆国 / 比較文化 / 1960年代 / 前衛演劇 / 身体 / マルチメディア / 現代演劇 / グローバリゼーション / アジア演劇 / 舞台芸術研究センター / アメリカ / 比較分化 / アクティヴィズム / 戯曲研究
研究概要

本研究の目的は、1960年代以降の現代アメリカ演劇の諸相を比較文化的に4年間の期間で明らかにすることにあった。しかし、研究開始時にも述べたように、わが国における演劇研究は諸外国に比べて遅れており、特にアメリカ演劇研究の分野では、研究者の数それ自体が研究対象分野の大きさに比べて少ないことがその特色としてある。そのため、基礎資料の収集に予想以上の時間がかかることになった。研究期間中、わたしは何度か渡米をして、わが国の図書館等では収集不可能な資料を入手するなどの努力を怠らなかったが、結果としては基礎資料の収集はまだ不十分であるということになった。しかし同時に、少なくとも情報レベルでは、わが国ではほとんど知られていないトニー・クシュナーのような劇作家やレザ・アブドーのような演劇作家の活動をわが国に紹介することができた、わが国におけるアメリカ演劇研究の発展に多少とも貢献することができたと自負している。
当該研究中にもそのような方向性が確認されたが、現代のアメリカ演劇は、グローバル化の時代にあって、間文化的で以前より複雑な様相を見せていることも確認できた。と同時に、アメリカ演劇文化の間文化性というものにどのような固有の特徴があるのか、ということについては、たとえば日本の現代演劇文化の存在論的位相との比較などの方法を通して、これからも探求していくべき課題であろうかと思われる。それはまた、戯曲研究を中心にした狭義のテクスト研究だけでは捉えられない、より広い視野から現代アメリカ演劇実践を俯瞰する必要性を改めて確認させてくれることにもなったことを最後に付け加えておきたい。

報告書

(5件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (18件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (18件)

  • [文献書誌] 内野 儀: "演劇批評の諸問題(4)--「芝居好き」から遠く離れて、あるいは「症状」としての演劇"演劇人. 第10号. 82-91 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 内野 儀: "想像力と奪還する--「歴史と地理」を回復するために"舞台芸術. 第2号. 182-196 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] UCHINO, Tadashi: "Issues in Theatre Criticism (4): Far Away from "Theatre Fan," or Theatre as Symptom"Theatre People. 10. 82-91 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] UCHINO, Tadashi: "Bringing Back Imagination : How Can We Restore "History and Geograph"?"Performing Arts. 2. 182-196 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 内野儀: "「帝国」と演劇-ネオリベラリズムに抗して"舞台芸術. 1・1. 196-210 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 内野儀: "「アジア系」から遠く離れて-レザ・アブドーと危機的身体"東京大学アジア太平洋研究. 1・2. 63-74 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 内野儀: "想像力を奪還する-「歴史と地理」を回復するために"舞台芸術. 1・2. 182-196 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 内野 儀: "モダニズムか構成主義か-リチャード・フォアマンの『ベニータ・カノーヴァ』をめぐって"ユリイカ. 5月号. 260-264 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 内野 儀: "演劇批評の諸問題(1)-演劇をめぐる言説生産の諸形態とその問題をめぐって"演劇人. 第7号. 43-52 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 内野 儀: "野田秀樹とサム・シュパード-グローバリティ・<国民国家>^^^<ネーション・ステート>・演劇"ユリイカ. 6月 臨時増刊号. 134-142 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 内野 儀: "演劇批評の諸問題(2)-モダニズムとJという場所"演劇人. 第8号. 116-124 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 国重純二(編): "アメリカ文学ミレニアムII"南雲堂. 504 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 内野儀: "メロドラマからパフォーマンスへ-20世紀アメリカ演劇論"東京大学出版会. 280 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 内野 儀: "90年代戯曲文学のポストモダニティー「自常」と「生活者」から解放されるために"PT. 第8号. 16-21 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 内野 儀: "新しい戯曲の言葉は必要か"早稲田文学. 5月号. 40-43 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 内野 儀: "メディア,身体,アクティヴィズム―パフォーマンスアートとは何か?(1)"セゾン・アート・プログラム・ジャーナル. 第1号. 148-153 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 内野 儀: "メディア,身体,アクティヴィズム―パフォーマンスアートとは何か?(2)"セゾン・アート・プログラム・ジャーナル. 第2号. 144-150 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 内野 儀(共著): "Brecht Sourcebook"New York : Routledge. 451 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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