研究課題/領域番号 |
11610487
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語・英米文学
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
長原 幸雄 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10106297)
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研究分担者 |
河野 継代 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (60153483)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 動的文法理論 / 言語習得 / 言語類型論 / 中核部 / 周辺部 / 関係節 / 焦点化 |
研究概要 |
本研究は、動的文法理論(Dynamic Theory of Grammar)の枠組のなかで現代英語の構文を分析することにより同理論による文法研究の現状と今後の理論的展望を考察することを目的とし研究を続けてきた。 両研究者は独自に作成した現代英語のデータベースを基に現代英語の諸構文について統語的・意味的視点から実証的かつ理論的な考察を行った。 長原は不定詞節における否定辞の占める位置についての研究の一部を論文にまとめ刊行し、否定辞がtoの直前に生じる場合と直後に生じる場合との分布状況と両者の意味的な相違について明らかにした。 河野は制限的関係節のもつ非制限的な特徴について論文にまとめ、従来指摘されることのなかった言語事実を解明したうえで、制限節には非制限的な特徴も数多く見られることを論じた。また、河野は関係節と部分表現との関係並びに名詞句内部に生起する範囲指定の関係節の特徴についてそれぞれ論文にまとめた。また、河野は名詞句の外部に生じる範囲指定の関係節についても、その統語的・意味的特徴について明らかにした上でその生成過程について論文にまとめた。特に、名詞句の外部に生じる範囲指定の関係節の持つ二面的な特徴を説明するためには動的な視点を文法理論のなかに導入しなければならないことを示した。
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