研究課題/領域番号 |
11610502
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語・英米文学
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研究機関 | 東京女子大学 |
研究代表者 |
楠 明子 東京女子大学, 文理学部, 教授 (40104591)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | イギリス、ルネサンス文化 / 女性作家 / イギリス、ルネサンス演劇 / シェイクスピア / ジェンダー / イギリス、ルネサンス / エリザベス朝 / ジェイムズ朝 / 英国ルネサンス / 英国ルネサンス演劇 / 17世紀英国文化 / シドニー家 |
研究概要 |
平成11年〜14年度の3年間に亘って行われた本研究は、イギリス・ルネサンス期の女性作家の1人であるLady Mary Wroth(1587(?)〜1651(?))によって描かれた女性の主体構築の表象がどのような文化的意味をもっていたかを、当時と現代イギリス両社会のコンテクストにおいて探究した。本研究は交付申請書の「研究目的・研究実施計画」に記載されたテーマに対応する以下の6課題を中心にWrothの作品における女性の主体構築の意味について検討した。 1.Wrothの劇作品およびロマンスと当時の男性作家の劇作品における女性の主体構築の表象を、ジャンル別に比較 2.WrothのUrania Part Iの出版と、当時さかんであったパンフレットによる「女性諭論争」の関係 3.Wrothのロマンスとソネット詩集で描かれている男性の不実、女性の「老い」、時が人間に及ぼす影響を、彼女の叔父のSir Pbilip SidneyやShakespeareを中心とする男性作家によるこれらの問題の表象と比較 4.Wrothの作品における女性の主体の構築の表象を、:Elizabeth Cary, Isabella Whitney, Rachel Speghtといった同時代の他の女性作家の表象と比較 5.ヨーロッパ大陸のロマンスがWrothと同時代の男性作家に与えた影響の比較 6.日本文化・文学、特に歌舞伎における女性の主体の表象と、Wrothおよびイギリス・ルネサンス期の男性作家による女性の自己認識の表象の比較 冊子体の「研究成果報告書」に記されているように、上記の課題の「研究成果」のほとんどが国際際学会、国内学会におげる口頭癸表および出版物として発表された。
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