研究課題/領域番号 |
11610523
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
仏語・仏文学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
鷲見 洋一 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (20051675)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 百科全書 / 趣意書 / 知識の連鎖 / 分類 / 参照 / チェンバーズ / 図版 / ディドロ / 趣意意書 / 博物誌 / 間テクスト性 / チェンバース |
研究概要 |
本研究はフランス18世紀啓蒙思想最大の成果である『百科全書』について、1)思想システムの解明。2)間テクスト性の解明。3)図版生成過程の解明。4)影響関係の解明という4つの視座から研究上の新しい地平を切り開こうとするものである。書誌学的、社会史的、文学的な方法と、マルチメディアの技術とを並立させ、それ自体が18世紀フランスの巨大なメディアであった『百科全書』の多面的な特徴を浮き彫りにした。 1)思想システムの解明 刊行準備期を彩る二つの「趣意書」から、『百科全書』本編の項目配置の戦略や論理に至るまで、この出版物の最大思想となる「知識の連鎖ないし分類」システムを幾多の実例に則して検討した。とりわけ英国のチェンバーズ『サイクロピーディア』が提出している知識の分類体系とベーコンの体系、フランス『百科全書』の知識の系統樹との比較作業をおこなった。 2)間テクスト性の解明。 『百科全書』博物誌関係項目とビュフォン初版との間テクスト性を、テクストと図版の両方について行った。 3)図版生成過程の解明 『百科全書』図版に関する分析を深める方向で、機械を用いた研究を遂行した。版画の任意部分を20〜170倍に拡大した画像で、彫版師の手法を克明に確認できる段階へと進んだ。図版の取り扱いに関しては、Keyence社製デジタル・マイクロ・スコープを使用した。 4)影響関係の解明 中世から18世紀中葉まで大きな影響力を持った古代記憶術と『百科全書』との遠い関連を探った。
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