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リトアニア・ベラルーシ年代記テキストにみられる言語規範意識の分析

研究課題

研究課題/領域番号 11610546
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 その他外国語・外国文学
研究機関神戸市外国語大学

研究代表者

岡本 崇男  神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (90169152)

研究期間 (年度) 1999 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード古ウクライナ語 / 古ベラルーシ語 / 中世ロシア語 / リトアニア年代記 / ルテニア語 / 教会スラブ語 / 中世ロシア文法 / テキスト・データベース / 古ウクライナ記 / 中世ロシア年代記
研究概要

平成11年度から12年度にかけて、動詞の過去形・命令法・接続法の形態規範の分析を行なった。動詞の形態の多様性はリトアニア・ベラルーシ年代記の特徴の一つであるのだが、文献によってその多様性には違いがあることが明らかとなった。しかし、人称語尾の形式が統一されることによって、二つの基本的な過去時制の対立(アオリスト/未完了過去)が解消され、語幹形式のみによるアスペクト対立(完了/不完了)が一般化するプロセスが進行していたことも確認された。この現象は同時代の文法書の記述にも反映されている。しかし、法(特に接続法)にかんしては文法書に記述されているほど複雑な形態規範が年代記に見られることは稀であった。
平成13年度は名詞類(名詞・形容詞・代名詞・数詞)の格語尾にかんする形態規範を研究した。補助的資料としてテキストの電子化を進めていた法律言語との比較も行ない、少なくとも名詞にかんしては格語尾の形態規範がかなり安定していることが明らかとなった。

報告書

(4件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (14件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (14件)

  • [文献書誌] 岡本崇男: "16-17世紀南西ルシ文章語における動詞過去形の規範について"神戸外大論叢. 50(3). 43-63 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 岡本崇男: "「バルクラボウ年代記」における動詞過去形の人称表示について"古代ロシア研究. 20. 53-62 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 岡本崇男: "ミハイロ・ルチカイ『スラブ・ルシン語文法』の動詞規範記述-特に法の記述をめぐって-"神戸外大論叢. 51(4). 101-119 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] OKAMOTO Takao(岡本崇男): "Морфологццескце норцы Церковнславлнскцх Глаголв прошедщего временц 8 <<Гранматцке Славено-Русцнской>> Мцхайда Луцкал"スラヴ学論叢. 5. 96-104 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 岡本崇男: "ベラルーシ・リトアニア年代記の言語規範(1)-名詞の形態規範-"神戸外大論叢. 52(5). 71-102 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] OKAMOTO Takao: "On the Norms of Preterites of Ruthenian in 16-17 centuries"The Kobe Gaidai Ronso. 50 (3). 43-63 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] OKAMOTO Takao: "On Personal Endings of Preterites in Barkulavov Chronicle"Studia Philologica Palaeorussica. 20. 53-62 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] OKAMOTO Takao: "Morphological Norms of church Slavic Verbs in Michajlo Luchkaj's Grammatica Slavo-Ruthena"The Kobe Gaidai Ronso. 51 (4). 101-119 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] OKAMOTO Takao: "Morphological Norms of Past Tense Verbs in Michajlo Luchkaj's Grammatica Slavo-Ruthena"Slavonic Studies. 5 (1). 96-104 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] OKAMOTO Takao: "The Language Norms of Byelorussian-Lithuanian Chronicles (1) : Morphological Norm of Nouns"The Kobe Gaidai Ronso. 52 (5). 71-102 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 岡本崇男: "ベラルーシ・リトアニア年代記の言語規範(1)-名詞の形態規範-"神戸外大論叢. 52(5). 71-102 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 岡本崇男: "ミハイロ・ルチカイ『スラブ語・ルシン語文法』における動詞規範(特に法の記述をめぐって)"神戸外大論叢. 51・4. 101-119 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] OKAMOTO Takao(岡本崇男): "МорФологические нормы церковнославянских глаголов прошедшего времени в≪Грамматике Славено-Русинской≫Минхайла Лучкая."スラヴ学論叢. 5(1). 96-104 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 岡本 崇男: "『バルクラボウ年代記』の動詞過去形"古代ロシア研究. 20(印刷中). (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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