研究課題/領域番号 |
11630076
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
|
研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
内山 雅生 宇都宮大学, 国際学部, 教授 (30151905)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
|
キーワード | 共同体 / 共同関係 / 共同労働 / 家族労働 / 同族 / 親戚 / 中国華北地方 / 社会主義市場経済 / 共同家族 |
研究概要 |
1、本研究は研究代表者が研究期間に集積した「共同体」および「家族」に関する日本語文献および中国語文献資料の分析・整理をおこない、次の研究への展望を切り開くことであった。その際に研究代表者が1990年代前半期に中国華北地方で実施した農村調査に参加して収集したインタビュー記録および家計調査記録を中心に、調査村での農業の集団化に関する聴き取り調査の結果を、他の農村調査等のデータおよび文献資料と比較しながら整理・分析した。なお研究代表者が参加した農村調査の結果は、三谷孝編『中国農村変革と家族・村落・国家』第1・2巻(汲古書院1999年・2000年)および三谷孝編『農民が語る中国現代史』(内山書店1993年)にまとめられている。 2、研究成果の一部を拙著『二十世紀華北農村社会経済研究』(李恩民他訳、中国社会科学出版社、2001年1月)として公表した。さらに引き続いて拙著『現代中国農村と「共同体」』(御茶の水書房2003年2月)を刊行し、合せて本研究の成果の一部を日文および中文の成果として発表することができた。 3、過去4年間の研究期間に実施した中国および日本の中国研究における中国農村調査の分析を続けた。特に近年盛んになった日中共同調査による「改革・開放」経済下での農村実態調査資料や、中国側農村調査の分析をおこなった。日本側資料蒐集は東洋文庫、東京大学東洋文化研究所、京都大学人文科学研究所、山口大学東亜研究所、滋賀大学経済経営研究所などである。これらの研究所には戦前期の貴重な資料が戦後の研究者に充分活用されないまま現存していた。中国側文献資料は、既存の資料の他に研究代表者が前述の農村調査で収集したものを中心として利用した。
|