研究課題/領域番号 |
11630125
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
金井 壽宏 神戸大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (80135780)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 情報技術(IT) / キャリア発達 / スキル形成 / コーチング / ホームオフィス(HO) / 企業者 / 感情 / 物語分析 / 情報技術 / 社会化 / 新人の適応 / 組織変革 |
研究概要 |
研究実績は、つぎの4点にまとめられるが、その主要な成果は、様式12に所収されている。 まず第1に、情報技術(IT)の職場への適用例としてホームオフィス(HO)をとりあげた。製薬産業の企業でHOの導入が、組織やチームのあり方と仕事のやり方にどのような変化を与え、さらにその変化が成員に必要なスキルや、ベテランの新人に対するコーチングにどのような影響を与えるかについて、インテンシブなインタビュー調査を実施し、その理論的意味合いを、社会化、個人と組織のマッチング、プロセス・コンサルテーションの観点から考察した。 第2に、化粧品産業の企業において、ITの発達に対応してHP(ホームページ)を立ち上げるために創発的に生成された新しい形態の組織の参加者全員にインタビューをおこない、情報技術と新たな組織形態との関連をめぐるエスノグラフィーを作成し、その分析を通じて、ITがらみの組織変動におけるラショーモン効果を確認した。 第3に、ITとの関連でベンチャーを対象とする組織論的な調査を計画し実施した。公益企業で新規事業を立ち上げた社内企業者、KRP(京都リサーチパーク)に集う独立系企業者、神戸を拠点として活躍する華僑企業者のキャリア形成と仕事上のネットワークを、生活史インタビュー法によって調査分析した。 これら三つの調査を通じて、ITの発展が、確かにキャリア発達、スキル形成、およびコーチングに影響を与えていることが判明した。同時に、フェース・ツー・フェースの対面接触機会が重要な役割を果たしていることがわかった。 第4に、情報技術の導入が組織を変革し、必要とされるスキルや、それを育むコーチングのやり方にも変化が生まれるときには、必ず成員に不安(や逆にうまく変化にのれるひとには楽しみ)を中心に感情面でのインパクトがあることに注目して、組織における感情プロセスの理論的研究も実施した。
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