研究課題/領域番号 |
11630137
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
黒須 誠治 早稲田大学, アジア太平洋研究センター, 教授 (20111221)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | システム / 設計 / ワークデザイン / トリガー / 設計手順 / インプット / アウトプット / 設計方法 |
研究概要 |
米国のナドラー博士は、ワークデザインによるシステム設計法を40年前に開発した。この方法はすぐれているがいくつかの問題点がある。それらについて下のように明らかにし、または解決した。 1、論理的矛盾の解決 たとえば、「ジュースを冷やす」システムにおける氷は、従来は、インプットとして扱うのが常識であった。本研究では、これをインプットではなく、システムであると結論づけた。このように考えることによって、氷以外のアイデアを出しやすくすることが可能になる。 2、システム設計手順を明確化 本研究では、トリガーを含ませた設計手順を明確にした。システムには、トリガーを意識的に設計しないシステムもある。それらを含めて、本研究では、トリガーをどの時点でどのようにシステム設計にとりいれていけばよいかをフローチャートの形で明らかにした。 3、ワークデザインを越えるシステム設計法の開発 トリガーの研究によって、ワークデザインを越えたシステム設計法の一部を作成することができた。 すなわち、従来のワークデザインによるシステム設計法では、トリガーの概念がなかったため、ドミノ倒しのようなシステムを設計することができにくかった。ここで、ドミノ倒しのようなシステムとは、トリガーをひけば、ドミノを順番に倒していくようにして、確実にアウトプットが得られるシステムのことをいう。本研究成果のシステム設計手順によれば、ドミノ倒しのようなシステムの設計を着実に行うことが可能となる。
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