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はめ込まれた多様体の特性数のREDUCEによる計算

研究課題

研究課題/領域番号 11640055
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 幾何学
研究機関弘前大学

研究代表者

菊地 茂樹  弘前大学, 理工学部, 助教授 (30003510)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード多様体 / はめ込み / 特性数 / 同境類
研究概要

R.Stongは1983年にコンパクト微分可能多様体が余次元3でユークリッド空間にはめ込まれているときに,その多様体の同境類を研究したが,次元が特別な形をしているときにの同境類は未決定であり,その最初のものは16次元に現れる。
そこでREDUCEソフトを使って,余次元3でユークリッド空間にはめ込まれている多様体のWu類を書き出し,特性数を求めると全て0であることが解った。このことに要したプログラムはそれ程面倒なものではなく,他の次元にも応用可能である。REDUCEソフトは関係式の処理に強いという利点がある。使用したREDUCEのバージョンは3.2とかなり古いものである。それをMOドライブを付加したIBM IntelliStation Pentium IIIモデル上で使用したが,16次元の場合には充分であった。
但し,次元を高くしてゆくと,次元の分割数は急激に増えるので,データの処理やプログラムには,PCのメモリーでは自ずから限界を生ずる。したがって,他の未解決の次元を処理する場合には,数式処理上の問題,特に,コンピューターのハード面での制約を考えねばならない。それは,いわゆる純粋数学と離れたコンピューター上の問題になり,更に進展を望むことが可能である。このように純粋数学で未解決のままになっている問題をコンピューターで処理することは今日の数学の大きな流れになりつつある。今後はこの流れの中で上記未解決問題の続きを考えて行きたい。

報告書

(3件)
  • 2001 研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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