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極小部分多様体に関するBernstein型定理の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11640068
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 幾何学
研究機関茨城大学 (2000)
富山大学 (1999)

研究代表者

岡安 隆  茨城大学, 教育学部, 助教授 (00191958)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード極小部分多様体 / 法接続 / 同変微分幾何学 / 双曲空間 / 同変微分幾何
研究概要

Gをコンパクト連結Lie群、ΦをGのR^n上の直交表現で、余次元2のprincipal orbit typeをもつものとする。そのような(G,Φ,R^n)はHsiang-Lawson(1971)により完全に分類され、階数2の対称空間のイソトロピー表現と一致することが知られている。
軌道空間R^n/Gは、R^2の領域であり、対称空間G/KのWeyl領域R^2/W(W=Weyl群)と一致する。Hsiang(1982)はR^nの平均曲率一定な超曲面を構成する問題を、R^2/Wの中の曲線についての微分方程式に帰着させ、多くの新しい例を作った。
この研究では、Hsiangのアイデアを用いて、ユークリッド空間の完備な極小部分多様体でその法接続が平坦なものを構成する問題を、R^2/W×Rの中の曲線についての微分方程式に帰着させた。その結果、無数の新しい例を構成することができた。この方法のポイントは、曲線を回転させて得られる部分多様体では、法接続がいつでも平坦になるという点である。
定理1 ユークリッド空間の中には、余次元2の完備、既約な極小部分多様体でその法接続が平坦なものが無数に存在する。それらは以下のような多様体に微分同相である。S^p×S^q×R,SU(2)/T^2×R,G_2/T^2×R,F_4/Spin(8)×R,...。
2000年度の研究では、同じアイデアを双曲空間で用いて、つぎの結果を得た。
定理2 双曲空間の中に、余次元2の完備、既約な極小部分多様体でその法接続が平坦なものを構成することができる。それらはS^p×S^q×Rに微分同相であって、合同で無いものが(実数の濃度と同じだけ)無限個存在する。

報告書

(3件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 岡安隆: "A Remark on Stable Complete Minimal Hypersurfaces in Enclidean Space"Mathematical Journal of Toyama University. Vol.23. 77-78 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takashi Okayasu: "A remark on stable complete minimal hypersurfaces in Euclidean Space"Mathematical Journal of Toyama University. vol. 23. 77-78 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 岡安隆: "A Remark on Stable Complete Minimal. Hypersurfaces in Euclidean Space"Mathematical Journal of Toyama university. Vol.23. 77-78 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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