研究課題/領域番号 |
11640231
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 国立天文台 (2000-2001) 新潟大学 (1999) |
研究代表者 |
富阪 幸治 国立天文台, 理論天文学研究系, 教授 (70183879)
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研究分担者 |
中村 文隆 新潟大学, 教育人間科学部, 助教授 (20291354)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 星間分子雲 / 星形成 / アウトフロー / 動的収縮 / 多重格子法 / 自己相似 |
研究概要 |
昨年度に引続き星間分子雲コアの重力収縮過程について研究した。 富阪は、母体の星間分子雲コアの回転がトロイダル磁場を励起し、これの効果で落下するガスのかなりの割合が放出されるアウトフロー現象について調べた。初期の回転角運動量および初期に星間分子雲コアを貫く磁束の量によって、どのように進化が異なるかを調べた。その結果 初期の回転角運動量の大小は、アウトフロー現象の始まる時期を決定しており、回転角運動量の大きいほど、断熱コア形成後すみやかにアウトフロー現象が発現すること。 初期の磁場の強さが、磁気圧がガス圧と同程度となる場合は、強い層流的アウトフローが形成されること。 初期の磁場の強さが、磁気圧がガス圧より十分小さい場合は、折り畳まれた磁力線を包む磁気泡の構造が形成されそれが膨張すること。この磁気泡内部では、乱流的な乱れた速度構造が見られることがわかった。 中村は、強い磁場により支えられた星間分子雲コアの重力収縮過程を磁気拡散を考慮して調べた。 強い磁場により支えられた星間分子雲コアの分裂、収縮過程は、初期質量の違いで2種類の場合に分類できることを見出した。 初期質量が大きい場合には、磁気分子雲コアは収縮の初期段階で、複数の高密度コアに分裂し、小さな星団を作ると期待された。 一方、初期質量がそれほど大きくない場合には、収縮初期段階では分裂は起らず、棒状にのみ変形する。棒状のコアは、その後分裂し、連星系を形成すると予想された。
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