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高温度での場の理論の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11640279
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関神戸大学

研究代表者

園田 英徳  神戸大学, 理学部, 助教授 (20291966)

研究期間 (年度) 1999 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード場の理論 / くりこみ / くりこみ群 / ゲージ理論 / ゲージ場の理論 / 1 / N展開 / ゲージ依存性
研究概要

繰り込み群を駆使することによって,高温度での場の理論の性質,特に場の理論の相構造を求めることを目的として始めた当研究だが,より基本的な場の理論の構成の問題,ゲージ理論のゲージ依存性,およびゲージ理論のゲージ不変な取り扱いの3つの分野で成果を得ることとなった.
1.ゲージ理論を物質場の理論として定義する可能性はHeisenberg, Bjorkenにより唱えられているが,この可能性をより現代的に,K.G.Wilsonの繰り込み群の考えを使って議論した。摂動論では繰込み不可能な理論も,パラメターを調整することによってWard identitiesを満たす繰込み可能なゲージ理論になることを示した.
2.ゲージ理論においてグリーン関数はゲージによるが,ゲージ対称性のおかげで特別なゲージ依存性をもち,物理量はゲージに依存しない.グリーン関数がどのようなゲージ依存性をもつかは,ゲージ対称性そのものを理解するうえで重要である.本研究では,Procca型の質量項があるQEDのゲージ依存性を,厳密に求めることに成功した.
3.ユニタリ・ゲージの利点は,物理的な自由度のみを扱うことだが,グリーン関数は繰り込み不可能であることが欠点とされてきた.アーベリアン・ゲージ理論におけるゲージ不変な複合場のグリーン関数はユニタリ・ゲージで繰り込み可能であることを示した.また準備中の論文では,Higgs2重項のあるSU(2)ゲージ理論のユニタリ・ゲージにおける繰り込みや,ユニタリ・ゲージを使ったColeman-Weinberg機構のゲージ不変な取り扱いについて発表する予定である.

報告書

(4件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (10件)

  • [文献書誌] H.Sonoda: "QED out of matter"Nuclear Physics B. 585. 725-740 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] H.Sonoda: "The gauge parameter dependence of QED"Physics Letters B. 499. 253-260 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] H.Sonoda: "Off-shell renormalization of the massive QED"Physics Letters B. 516. 208-212 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] H. Sonoda: "QED out of matter"Nuclear Physics B. 585. 725-740 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] H. Sonoda: "The gauge parameter dependence of QED"Physics Letters B. 499. 253-260 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] H. Sonoda: "Off-shell renormalization of the massive QED"Physics Letters B. 516. 208-212 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] H.Sonoda: "Off-shell renormalization of the massive QED in the unitary gauge"Physics Letters B. 516. 208-212 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] H.Sonoda: "QED out of matter"Nuclear Physics B. 585. 725-740 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] H.Sonoda: "On the gauge parameter dependence of QED"Physics Letters B. 499. 253-260 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] H.Sonoda: "Bose condensation at high temperatures"Physics Letters B. 455. 200-204 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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