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K_L→π^0vv^^-探索研究のためのクラスター認識トリガーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 11640285
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関佐賀大学

研究代表者

塚本 俊夫  佐賀大学, 理工学部, 助教授 (40217287)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード中性K中間子 / 素粒子実験 / 稀崩壊過程 / 直接CP非保存 / 中性K中間子稀崩壊 / カロリメタートリガー / クラスター認識
研究概要

本研究の目的は、K_L→π^0vv^^-探索実験(KEK-E391a)におけるトリガー方式の確立である。中性K中間子(K_L)は主に6個の光子に崩壊するが、K_L→π^0vv^^-崩壊は終状態が2個の光子なので、必要なデータを効率良く収集するためには、検出器に入射した光子数を数えることのできるトリガーが必要である。初年度に於いてトリガー方式を考案した結果、K_L→π^0vv^^-及びK_L→2γは約80%、K_L→2π^0は約30%、K_L→3π^0は約90%の認識率が得られ、我々の要求を満たすことがわかった。
次年度では、計画しているKEK中性ビームラインの建設と、その性能を調べるビームサーベイ実験を行った。中性ビームラインはバックグラウンドのコントロールが非常に難しいが、我々の実験の成否を決める極めて重要な部分である。熱中性子fluxに関する測定の結果、ビームのハロー部分では当初の予測とよく一致していることを示した。その他の測定に関しても、シミュレーションとの比較が進められ、全体として良い一致を見たが、ハロー部分の荷電粒子が当初の予想よりも1桁近く多く存在していることが明らかとなった。更にK中間子のfluxを測定するために新たに鉛ガラス検出器を導入して測定を行った。
以上の実験と並行して、KEK-E391a実験で使われるメインの検出器であるCsIのビームテストを、KEK-π2ビームラインで行った。その結果エネルギー分解能が1GeV/cで約2%程度であることがわかった。
CsIは本実験では真空中において使用されるが、真空中でのテストを1、2本のテストより始め、25本が入るやや大型の真空チェンバーを設計製作し、その導入及び立ち上げを行った。

報告書

(3件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] T.Tsukamoto: "ES171 experimen : Measurement of the Photon Detection Inefficiency"KEK Proceedings. 99-3. 237-246 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] K.Abe et al.: "Status of the K_L→π^0vv^^-Experiment at KEK (E391a)"KEK Preprint. 2000-89. 1-11 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] T.Tsukamoto: "ES171 experimen : Measurement of the Photon Detection Inefficiency"KEK Proceedings. 99-3. 237-246 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] K.Abe et al.: "Status of the K_L→π^0υυ^^- Experiment at KEK (E391a)"KEK Preprint. 2000-89. 1-11 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] K.Abe, et al.: "Status of the K_L->π^0υυ′Experiment at KEK(E39la)"KEK Preprint. 89. 1-11 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] T.Tsukamoto: "ES171 experiment: Measurement of the Photon Detection Inefficiency"KEK Proceedings. 99-3. 237-246 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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