研究課題/領域番号 |
11640292
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
|
研究機関 | 岡山理科大学 |
研究代表者 |
伊代野 淳 岡山理科大学, 総合情報学部, 助教授 (10211757)
|
研究分担者 |
富永 孝宏 広島国際大学, 保健医療学部, 助教授 (20284151)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
|
キーワード | 宇宙線 / 画像処理 / 原子核乾板 / 画像認識 / マルチフォーカス / KNEE領域 |
研究概要 |
日米共同研究である原子核乾板を用いた宇宙線観測実験(Japanese-American Cooperative Emulsion Experiment:JACEE)の実験データ収集システム開発とエネルギースペクトルの研究を行なった。データ解析システムの導入を行い原子核乾板の自動解析に取り組み,日立プロセスコンピューティングの画像処理(認識)システムIP5000とオリエンタルモータのαステップ・ステッピングモータを導入し、ソフトウェアの開発を行なった。原子核乾板内での飛跡の認識方法として、従来のマルチフォーカスデータの2値化並びにそのコインシデンスを利用することとした。また、システムの高速化のため、IP5000内部のハードウェア処理によって前処理,本処理とデータ収集をパイプライン化して行なうことに成功した。DCサーボシステムからステーピングモータを防止し、画像への振動の影響を除去することができた。宇宙線の飛跡認識率が現在まだ低く、改良が必要である。これは、原子核乾板中のノイズによるチャンスコインシデンスと、表面処理の影響であることが分かった。KNEE領域までのリデディティ測定とカロリータデータを用いたスペクトル解析は、入射粒子の荷電決定後に公表する予定である。
|