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長鼻類の咬合面形態と咀嚼機能の進化

研究課題

研究課題/領域番号 11640467
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 層位・古生物学
研究機関姫路工業大学

研究代表者

三枝 春生  姫路工業大学, 自然環境科学研究所, 助手 (70254456)

研究期間 (年度) 1999 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード石脊椎動物学 / 長鼻類 / 咀嚼機能 / 臼歯 / DMA / ゾウ上科 / フィオミア / ゴンフォテリウム類 / 古脊椎動物学 / 咀嚼 / 古第三紀 / 咬合面 / 機能形態 / 咬耗面 / 写真計測 / 頭蓋 / 古生物
研究概要

咬耗形象を最古の長鼻類であるフォスファテリウムから現生長鼻類まで咬耗形象の観察を行い、咬耗面形態の変遷をたどった。その結果、長鼻類の咬耗面形態およびその機能の変遷は大きく分けて三段階あることが明らかとなった。
ギロチン型,頬舌運動型,そして前後運動型である.ギロチン型が最も古く,一般的な有蹄類の咬耗面が単純化したものである。頬舌運動型このギロチン型から派生したものであり、さらに前後運動型は頬舌運動型より派生している.ゾウ上科における咬耗パターンの基本を押さえるためPhiomiaの咀嚼面をSEMで観察した.その結果,三つのファセットのカテゴリーが認識された.多数の平行して走る条線が谷の斜面に発達するが,ピットは間咬頭などに良く見られた.こうした咬耗パターンは深く上下の臼歯がかみ合うことによって出来るのだろう.
Phiomiaの咀嚼面に見られたパターンがゾウ上科のさまざまなグループでどう分布するかを見た.Sinomastodonやマムート科ではPhiomiaの咀嚼面に見られたパターンが保持されていた.しかし,Gomphotherium, Cuvieronius, Anancus,ステゴドン科およびゾウ科では,咬耗パターンに変化が見られた.これは咬合関係の変化を示している.
槻木層より産出した変形したStegolophodonの復元を試みた.その結果,他の日本産のステゴロフォドンとの対応が明らかとなり,その一部は島嶼化にともなう矮小型のゾウであることが示唆された.これは.矮小型のゾウでは最古の記録となる.

報告書

(4件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Haruo Saegusa: "Comparisons of stegodern and elephantid abundances in the Late Pleistocene of southern China"La Terra degli & lephanti Atti del I Corgresso Internazionale. 1. 345-349 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Haruo Saegusa: "Comparisons of stegodon and elephantid abundances in the Late Pleistocene of southern China"La Terra degli Elephanti Atti del 1 Congresso Interriazionale. 345-349 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Haruo Saegusa: "Comparisons of stegodon and elephantid abundances in the Late Pleistocene of southern China"La Terra degli Elephanti Atti del 1 Congresso Internazionale. 1. 345-349 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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