研究課題/領域番号 |
11640651
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物生理
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
門田 明雄 東京都立大学, 理学研究科, 助教授 (60152758)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | フィトクロム / 青色光吸収色素 / 葉緑体光定位運動 / アクチンフィラメント / 微小管 / シダ類 / コケ類 / Physcomitrella patens / 光屈性 |
研究概要 |
シダ植物以下の下等植物では、直線偏光下で作用二色性を示すことを特徴とする膜配向型フィトクロムに依存する光反応が存在する。これらは光屈性反応、葉緑体光定位運動であるが、本研究では、これらの支配する下等植物に固有な膜配向型フィトクロム分子おとびその作用機構をホウライシダおよびヒメツリガネゴケを用いて明かにすることを目的とした。以下の結果を得た。 1)ヒメツリガネゴケにおける膜配向型フィトクロム分子依存の葉緑体光定位運動:コケ類の葉緑体光定位運動もシダ類と同様、配向型のフィトクロムと青色光吸収色素に制御されていることを初めて明らかにし、さらにその運動系を細胞骨格阻害剤を用いて調べた。その結果、フィトクロム依存の光定位では微小管系のみが、青色光吸収色素依存の反応ではアクチン系、微小管系のどちらでも使用されることが明らかとなった。これはシダではいずれの光受容体による反応もアクチン依存であることと対照的であり、これまでまったく知られていまい結果である。 2)ホウライシダでの膜配向型フィトクロム遺伝子の破壊:膜配向型フィトクロムの候補であるPHY3遺伝子のホモロガスリコンビネーションによる遺伝子破壊を試み、フィトクロム依存の光屈性反応、葉緑体光定位運動を欠失した系統を得ることができた.詳細は検討中である。 3)PHY3遺伝子導入形質転換体の解析:前半度得られたPHY3遺伝子導入ヒメツリガネゴケの光反応を解析したが、赤色光に対する感度の変化等は見られなかった。 4)フィトクロム膜配向異常変異体の単離:フィトクロムの膜配向に異常を持つと考えられる変異体のスクリーニングをおこなったが変異体は現在のところ得られていない。
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