研究課題/領域番号 |
11650177
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
流体工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
青木 俊之 九州大学, 大学院・総合理工学研究院, 助教授 (20150922)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 高速鉄道 / トンネル / 騒音低減 / バラスト軌道 / 圧力波 / 微気圧波 / 多孔質 / 境界層 |
研究概要 |
1.高速鉄道トンネル波動シミュレーターを作製した。すなわち、圧力波発生用の急速開口弁を改造設計し、加えてその急速関口弁を用い衝撃波風洞・ルドビーク管の原理を応用した高速波動発生実験装置を製作した。高速鉄道トンネル波動シミュレーターの管路に多孔質壁の壁材のバラスト軌道モデルが設置できるように改造し、圧力波発生用急速開口弁の開口弁加速度、開口時間、弁の形状及び開口弁前後の圧力比などの実験条件を変化させ圧力波を発生する実験を行い、任意の強さ及び波面形状のトンネル内を伝播する圧力波形発生に関する基礎的資料を得た。 2.高速鉄道トンネル波動シミュレーターの管路に設置した多孔質壁の壁材のバラスト軌道モデルを用い、管路内の圧力変動を現有の圧力変換器で測定し。同時にレーザ差動干渉計を用い管路内の圧力波及び非定常境界層の密度変動成分を測定した。多孔板はバラスト軌道効果を考慮し数種類の形状を提案製作し、実験を行った。その結果、モデル実験におけるバラスト軌道効果の基礎的資料を得た。 3.トンネルの空洞部分と下層部分の二層を圧力波が伝播する二層バラスト軌道モデルを考慮した数値解析モデルを提案し、モデル実験を対象とした数値解析を行った。その結果、多孔板による圧縮波波面における流れの吸い込み現象を確認し、それが波面の変形に及ぼす影響を明らかにした。多孔質壁及び多孔板壁によるバラスト軌道効果を応用した新しいトンネル騒音低減法の基本性能を明らかにし、実際のトンネルへの適用方法を考察した。
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