研究課題/領域番号 |
11650194
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
流体工学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
児島 忠倫 近畿大学, 工学部, 教授 (80140317)
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研究分担者 |
嶽間沢 季孝 (嶽間沢 秀孝) 近畿大学, 工学部, 講師 (50224887)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 画像処理 / 衝撃波 / 画像計測技術 / 超音速噴流 / PIV / PTV / 超音連噴流 |
研究概要 |
本研究の目的は、最近注目されている熱流体の流動現象への画像処理の応用により、熱流体の流れの計測を行い、流動現象を解明するための画像処理システムの確立と画像処理の有用性を目指している。その試みの一つとして本研究では、亜音速域での渦輪や超音速域での衝撃波の挙動および圧力変動と騒音との関連性を超高速度カメラの映像を画像処理することで解明しようとするものである。次のような研究成果を得た。 1.画像処理システムの構築と流れ場の計測技術、および画像計測技術の確立 流れの可視化システム(シュリーレンシステム)の改良・改善、超高速度カメラの可視化システムへの組み込み方法の改善・改良を行い、入力画像の鮮明化、高解像度化のシステムの確立を行った。 2.画像処理を応用した渦輪構造とジェット騒音の解明 離散騒音の解明には,渦輪や衝撃波構造の挙動の解明が必要であり、高速度カメラによる流れ場の撮影像を画像処理して、これらの挙動を明確にし、さらにジェット騒音との関連性を明らかにすることができた。特に、亜音速、遷音速域では、干渉渦輪の構造とその挙動、基本周波数の特性について、画像処理を応用することで解明することができた。2値化画像法によって渦輪の放出周波数や離散周波数の発生機構を明確にした。 3.画像処理を応用した衝撃波構造とジェット騒音の解明、および計測技術の向上による流れ場の解明 2値化画像法を用いて擬似衝撃波構造と離散周波数騒音の関連性を明確にすることができた。特に、ハイスピードカメラで擬似衝撃波の瞬間的な構造を連続的に可視化し、デジタル画像処理により擬似衝撃波の詳細な挙動を分析し、スクリーチ音のピーク発生と周期変動する衝撃波構造の挙動の関連性を明確にした.
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