研究課題/領域番号 |
11650257
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械力学・制御
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
高輪 武志 摂南大学, 工学部, 教授 (60236370)
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研究分担者 |
福田 武人 大阪市立大学, 工学部, 教授 (40047155)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | スマート複合材はり / ピエゾセラミックス / ER流体 / 振動制御 / ファジィモデル / LMI / ニューラルネットワーク / 非線形性 / 複合材構造物 / アクチュエータ / インテリジェント制御 |
研究概要 |
オートクレーブを用いて、センサとしての光ファイバ、アクチュエータとしてのセラミックピエゾ素子を埋め込んだCFRP積層板を製作し、その間にER流体を封入したハイブリッドスマートCFRP複合材はりの製作を行った。この複合材はりを片持ち状に支持してはり先端の振動を効率良く制御する方法について検討した。 まず、複合材はりの運動方程式を2次系と仮定して、アクチュエータの強い非線形性を考慮してファジィ推論とニューラルネットワークの学習機能を融合した方法により、アクチュエータを含む複合材はりを制御対象とするファジィモデルを作成した。この際M系列データという擬似不規則信号を入力した実験を行うことによってファジィモデルのパラメータを決定した。 次いで、そのファジィモデルをベースに最適レギュレータの手法と並列分散補償の考えにもとづいてファジィコントローラを設計し、制御系の安定性を試行錯誤的に解析して安定条件を満たすパラメータを選んで、シミュレーションと実験により振動制御の効果を確認した。 さらに、リアプノフの安定論にもとづいてLMI(線形行列不等式)を導出し、それを解くことにより、試行錯誤によらずに制御系の安定解析が行えることを確認した。
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