研究課題/領域番号 |
11650262
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
高橋 幸郎 埼玉大学, 工学部, 教授 (10124596)
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研究分担者 |
大沢 裕 埼玉大学, 工学部, 教授 (50152111)
庄司 習一 早稲田大学, 理工学部, 教授 (00171017)
仁田 新一 東北大学, 医学部, 教授 (90101138)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | ディジタルマイクロミラーデバイス / 光造形 / マイクロマシニング / 3次元構造体 / 医用モデル |
研究概要 |
得られた成果は以下のとおりである。 (1)解像度を低下させることなく、造形物の寸法を拡大させるために、分割投影法を導入した。すなわち、投影現画像を分割し、造形用XYステージを移動させて、投影画像を接続合成することで、分解能を維持したまま、任意の大きさの造形を行える事が可能になった。 (2)医用3次元構造体として、人工心臓用ポンプを光造形法により形成する事を試みた。この結果、複雑な形状を有するプロペラ及びケーシングを短時間に試作できることが実証され、人工心臓開発の有効なツールになり得ることが判った。 (3)微量分析システム(μ-TAS)の製作に、本光造形システムを適用した。すなわち被検液を電気泳動法により分離を行うための微細流路を画素寸法15μmに縮小したDMD投影画像により形成を行った。この結果、流路断面80μm×400μmの寸法を有するチャネルを形成することができた。 (4)造形用光硬化樹脂として、可視光用のものを試みた。この結果、光源としてメタルハライドランプを使用することが可能となり、プロジェクターのままで、光造形機として使用できるため、本方式の一層の有用性が明らかとなった。 (5)X線CT画像から得られる断層写真から、3次元人体モデルを作るソフトウェアを作り、頭蓋骨部の光造形を試み、本システムが実用的なものになりうることを実証した。
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