研究課題/領域番号 |
11650292
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電気機器工学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
本田 親久 宮崎大学, 工学部, 教授 (20037881)
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研究分担者 |
辻 利則 宮崎公立大学, 人文学部, 講師 (00254657)
成 烈文 (成 烈ぶん) 宮崎大学, 工学部, 助手 (50304837)
大坪 昌久 宮崎大学, 工学部, 助教授 (90041011)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | レーザー誘雷 / レーザー生成プラズマ / リーダ / 電界分布 / レーザー分光法 / シュタルク効果 / リーダー / レーザー蛍光法 / レーザー生成プラスヤ / 高速周波数掃引レーザー |
研究概要 |
落雷の被害を防ぐ方法として、最近、レーザー誘雷の研究が注目されている。これはレーザー生成プラズマにより誘雷鉄塔からの放電リーダをトリガし、雷を誘導して鉄塔に落雷させるものである。しかし、誘雷鉄塔からリーダの自発進展を抑制する電界緩和の影響が大きな課題となっている。そのためには、鉄塔上部空間における電界を詳細に知ることが重要である。本研究の最終目的は、炭酸ガスレーザーで長いプラズマチャネルを作り、分光用レーザー光をプラズマチャネルに同軸的に入射し、そこから出てくるアルゴン原子の蛍光を望遠鏡で観測して、その信号から空間各点の電界の分布を非接触で測る方法を開発することである。そこでまず、平成11年度には実験室内でヘリウムのグロー放電について光ガルバノ信号を観測することによって電界計測を行った。その結果、陰極シースの厚さ約2mmと陰極表面電界約3kV/cmを確認した。次いで平成12年度には同じ実験系でレーザー蛍光法の適用を行った。放電容器内に圧力25Torrのヘリウムを封入し、平板電極間に500Vの直流電圧を印加してグロー放電を起こさせ、レーザービームを電極間に挿入し、波長を321nm付近で掃引して、蛍光信号の変化を観測した。陰極から0.55〜0.85mmの位置のシュタルク分裂幅から1.7〜2.2kV/cmの電界を計測できた。また、比較のため、ポッケルス素子封入のDC電界センサによりコロナ放電空間の電界を計測したが、電界を乱さないためにはギャップ長10cmで直径2mm以下のセンサでなければならないことが分かった。なお、高速波長掃引レーザーによるレーザー生成プラズマの分光については機器の故障で実施できなかった。今後も引き続き実現に向けて研究を継続していくつもりである。
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