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可変速風力発電システムにおける最大出力制御

研究課題

研究課題/領域番号 11650306
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 電力工学・電気機器工学
研究機関高松工業高等専門学校

研究代表者

川人 卓  高松工業高等専門学校, 電気情報工学科, 教授 (70044047)

研究分担者 堀内 紀充  高松工業高等専門学校, 電気情報工学科, 助手 (80259944)
漆原 史郎 (漆原 史朗)  高松工業高等専門学校, 電気情報工学科, 講師 (90311092)
研究期間 (年度) 1999 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1999年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワード風力発電 / 可変速風力発電 / 最大出力制御 / かご形誘導発電機 / v / f制御 / PWMコンバータ / 誘導発電機 / ピッチ角制御 / 可変速
研究概要

1.研究の背景
可変速風力発電システムは固定速風力発電システムと比較して風エネルギーの捕獲量の増大、瞬時的電力変動の低減、風車軸機械的振動の低減が期待され、今後の発電方式として有望な方式である。
現在までに導入された可変速風力発電システムの発電機は巻線形誘導発電機や同期発電機である。一方、かご形誘導発電機の可変速風力発電システムへの採用実績は未だ殆ど無い。かご形誘導発電機は堅牢でブラシレスであるため無保守性に優れている。本発電機を可変速風力発電システムへ導入することによって、システムの信頼性や無保守性の向上が期待できる。
2.本年度の研究実績
本研究は可変速風力発電システムにおけるかご形誘導発電機の電力制御方式に関するものである。本年度は昨年度に引き続き、かご形誘導発電機の電力制御に関して実験を行った。その実績は以下のとおりである。
(1)かご形誘導発電機は同期発電機とは異なり、自己励磁ができない。そこで、本研究では、PWMコンバータで誘導発電機を励磁し、PWMコンバータの電圧と周波数をV/f制御し、電力制御を行った。制御器はPI制御器を採用した。実験的に検討した結果、変動風速下において実用的に十分な精度で電力制御が可能であることを確認した。
(2)変動風速下において、風速に応じて最大出力を風車から取り出すために、電力を風車軸速度の3乗に比例させる制御を行った。本制御も実用的に十分な精度で可能であることを実験的に確認した。
3.今後の課題
(1)今後の検討課題の一つは大容量高効率のPWMコンバータの開発である。電力系統に連携される風車規模は数百kW〜MWである。この規模に適合するPWMコンバータの開発が必要である。
(2)駆動軸のギアレス化は信頼性の向上と騒音の低減、さらにエネルギー変換効率の向上のために重要である。ギアレス化を実現するために発電機は多極化されたものが必要である。多極形かご形誘導発電機の開発も重要な課題である。

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 堀内紀充: "風車シュミレーションの一方式"風力エネルギー. Vol.24 No.3. 71-74 (2000)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 堀内紀充: "ピッチ角制御と発電機出力制御を用いた可変速風車の速度・出力制御法"高松工業高等専門学校研究紀要. No.36. 87-93 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 堀内紀充: "風車シミュレータの一方式"風力エネルギー. Vol.24,No.3. 71-74 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 堀内紀充: "ピッチ角制御と発電機出力制御を用いた可変速風車の速度・出力制限法"高松工業高等専門学校 研究紀要. No.36. (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 川人卓: "可変速風力発電システムにおける出力制御"高松工業高等専門学校研究紀要. 35号. 1-4 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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