研究課題/領域番号 |
11650327
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子・電気材料工学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
有井 清益 愛媛大学, 工学部, 教授 (20036403)
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研究分担者 |
井堀 春生 愛媛大学, 工学部, 助手 (70249861)
藤井 雅治 愛媛大学, 工学部, 助教授 (00127911)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 電界分布 / カー効果 / 液体誘電体 / ニトロベンゼン / 電気光学効果 / 電界測定 / 電界分布測定 |
研究概要 |
本研究によって明らかになった内容は以下のとおりである。 1.われわれが開発した電界ベクトル分布再構成を用いることによって、非対称不平等電界ベクトル分布の測定が可能であることを示した。 2.1方向について2回測定する必要があったが、無偏光ビームスプリッタを用いた2ビーム法によって1回で測定できる測定システムの確立を検討した。 3.6方向からの測定は方向数を減らしておこなうことを考えた。測定方向数が電界分布再構成に与える影響をコンピュータシミュレーションし、3方向からでも測定が可能であることを示した。 4.3方向より光が入射できる6面セルを作成し、実験的に3方向からの測定で電界ベクトル分布の再構成が可能であることを示した。 5.3方向×2設定分の光強度を測定できる測定システムを構成した。3方向同時測定システムと名付けられた本測定システムは昨年度までの研究成果を考慮して、2ビーム法を組み合わせた測定系を3つ組み合わせたものであるが、光学系のセッティングにはかなり時間と技術を要する。 6.3方向同時測定システムを用いて測定が行われた。得られた電界分布は理論値と比較された。電界分布を得るための測定時間は100ms程度となり、1回のパルス印加で電界分布を再構成するためのデータを得るという当初の目的を達成できた。 7.本研究により開発した測定系は同期回路を改良をすることによって、40ms間隔でデータを得ることができるため、電界分布の連続測定が可能であり、現在、測定中である。
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