研究課題/領域番号 |
11650504
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地盤工学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
本城 勇介 岐阜大学, 工学部, 教授 (10251852)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 確率場の理論 / 確率過程論 / 自己相関関数の同定 / 初期通過問題 / 土の締め固め管理 / 地盤改良施行管理 / 赤池ベイス情報量規準 / 地盤改良施工管理 / 赤池ベイズ情報量基準 / 土工事管理 / 締め固め管理 / 地盤改良 |
研究概要 |
本研究では、土の締め固め施工管理、地盤改良工事管理において重要なのは、締固め密度等地盤の物理量が個々の点で規格値を満足することではなく、ある体積についての平均値、すなわち移動平均値が、工学的に意味のある規格値を満足することが重要であるという観点に立ち、移動平均確率場により、土工事の施工管理目標の設定方法について考察する。このようなある被平均体積Vについての平均値の作る確率場を移動平均確率場と言う。移動平均過程のあるレベルを超過するいわゆる超過確率についての研究結果より、当該確率過程の分散、自己相関関数と、移動平均をとる地盤の体積を決定すれば、目標値と、平均値の関係を決定することができるので、これにより合理的に管理値を決定できる。 以上のようなコンセプトに立ち、次のような研究の成果を挙げた。 (1)少ない観測値(10-20個程度)から、その自己相関構造を推定する手法を赤池ベイズ情報量基準に基礎を置いて、開発した。 (2)自己相関構造のデータに基づいて、種々のKriging手法により空間データを内挿できることを示した。 (3)移動平均過程のゼロ交差問題を応用して、土の締め固め、地盤改良の施工管理を行う手法を開発した。 特に、(1)と(3)が本研究の独創性のある部分である。
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